グラビアアイドルの四刀流！咲村良子がプロレスデビュー戦で感激の涙「気持ちがあふれて」【マリーゴールド】

プロレスデビューを果たし、バックステージで感極まる咲村良子

　マリーゴールドの東京・後楽園ホール大会が２６日に行われ、咲村良子がプロレスデビューを果たした。女子プロレス界の〝人間国宝〟高橋奈七永を相手に１０分５４秒、拷問固めで敗れたものの、試合後は感激の涙を流した。

　果敢に奈七永の顔を張り、長い手足が映えるハイキックも繰り出した。デビュー戦の王道フィニッシュである逆エビ固めはロープエスケープする根性も見せた。最後は拷問固めでタップしたが、試合後は笑みを浮かべながら涙が止まらなかった。

　咲村は「本気でぶつかって全て受け止めてもらい、感謝しています。こんなにツラいことに３０歳前に出会うとは…人生面白いな。いろんな仕事をしていますが、プロレスは驚くほど自分に合っていると体感しました」と感慨を口にした。涙の理由を問われ「痛いししんどいし、同時に達成感、期待感、希望も同じくらい持っている。そしてこの瞬間も楽しかった。たくさんのお客さんが見てくれるのが力になる瞬間、奈七永さんと二人だけになる瞬間が交互に訪れて、目まぐるしくて、気持ちがあふれました」と続けた。

　来年５月の引退を表明している奈七永は「高橋奈七永の最後が決まっている以上、もしかしたらプロレスラーとして、デビュー戦の相手をするのが最後になるかもしれない。その最後のデビュー戦の相手だから、頑張んなきゃならないだろ！」と激しくゲキを飛ばした。

　２９歳の咲村はグラビアアイドルとして多くのイメージＤＶＤを発売。昨年１０月に起業し、実業家として後輩タレントのバックアップも担うようになった。アイドルグループCLIPCLIPのメンバーでもあり、プロレスが加わって〝四刀流〟となった。

　尊敬する奈七永との一戦。地元の大阪からは警察官の父親が駆けつけ、「ケガには気をつけろ」と助言を受けたという。「ベルトを取ること、マリーゴールド、女子プロレスの顔になるよう頑張ります」と誓った。

　グラビア活動は今後も継続予定。この日はヘビを意識し、自身の手足の長さを生かしたコスチューム姿を披露。「自分自身であることが一番の仕事。グラビアは大好きで、プロレスも大好き。同じくらいの気持ちで向き合いたい」と意気込んだ。試合後には同じ事務所でグラビア活動を行っており、デビュー戦を終えた橘渚と「一緒にデビューできて良かった」と語り、抱擁を交わした。健闘をたたえ合うと「これから一緒に頑張って、強くなろう」と誓いを新たにしていた。

（よろず～ニュース・山本 鋼平）