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ワクチン接種推進担当大臣に聞く! コロナ対策と経済再生の両立をどう図るか?

財界オンライン / 2021年12月23日 18時0分

堀内 詔子・ワクチン接種推進担当大臣

他大臣との緊密な連絡体制を

 ―― 海外では新たな新型コロナウイルス感染症の変異株「オミクロン株」の感染拡大が問題になっています。日本でも第6波を懸念する声が高まる中で、10月からワクチン担当大臣としてどういう気持ちで仕事に臨んでいるのか。改めて、就任の抱負を聞かせてくれますか。

 堀内 ワクチン接種を円滑に推進するために、行政の各部署の所管する事務の調整を拝命したものと思っております。

 ワクチン接種を推進していくことは、これから社会活動を再開していくことに対して、大前提として必要なものだと思っておりますので、一日も早く皆さま方の社会生活が、通常の経済活動になっていくために、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。

 ワクチン接種の推進に関しては、いわゆる政務三役の皆さま方を中心としたワクチンチームというものをつくらせていただきました。コロナ対策全体像につきましては、山際大志郎・新型コロナ対策・健康危機管理担当大臣や後藤茂之・厚生労働大臣とも緊密に連絡をとりながら進めたいと思っています。

 ―― この2年弱、政府のコロナ対応を巡っては、司令塔不在という話も出ました。船頭が多くて、なかなか機敏な対応ができなかったという反省もあったと思うんですが、この辺の連絡体制はどうなっていますか。

 堀内 同じコロナに対してもアプローチがそれぞれありますからね。山際大臣は経済関係、後藤大臣は厚労省の審議会や分科会できちんと審議したものをしっかりやってくださっているところですので、それぞれの担当でしっかりと仕事をしていきながら、連絡をよくしていくことが大事だと思っております。 

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ワクチン・検査パッケージを活用して経済活動の再開を

 ―― 今回のコロナ禍というのは、人間も自然界の一部だということを改めて思い知らされたわけですが、感染症は今後も来るわけですね。

 堀内 そうですね。おそらく今後も予期せぬことがまだまだ起こり得ると思います。

 それこそ昨年まで環境副大臣をさせていただいておりましたが、気候変動はいろいろな作物などに大きい影響を与えるものですが、人間にも大きな影響を与えているんだと思います。

 そういう意味で、これから地球が温暖化していく中で、今まで人類が会ってないようなことに遭遇することは、大いにあると思いますので、それらに備えることは非常に大事なことだと思います。

 ―― 今後はコロナ対策と経済再生の両立を図っていくことになります。現在はワクチン接種証明の活用などが議論されていますが、経済再生にあたっては、どのようなスタンスで考えていきますか。

 堀内 今はワクチン接種や陰性証明を組み合わせた「ワクチン・検査パッケージ」ということを提唱しておりまして、ワクチン・検査パッケージを最大限活用していただくことで、経済活動を安心して再開していただけると考えております。

 例えば、飲食店さんもそういったものをお見せすることによって、お店に安心してお客さまも入っていただけるし、逆にお店の方も、それによってお客さまから感染させられてしまうのではないかというご心配もなく営業ができるようになります。

 ですから、旅行にしても、イベントにしても、そういったものを最大限有効に活用していただくことが望ましいと思っております。

 ―― ワクチン・検査パッケージを活用することで、店員さんにも、お客さんにも両方の安心を担保すると。

 堀内 ええ。社会経済活動の再開については、ワクチン・検査パッケージというものもしっかり活用していただき、一日も早く、通常に近い社会活動の回復に取り組んでいただければと思います。

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