インフルエンサーとの協業で『丸紅』がファッションブランド設立

写真はイメージ

近年、D2C（メーカーやブランドが自社で企画・製造した商品を従来の小売業者を介さずに主に自社ECサイトを通じて直接消費者に販売する形態）と呼ばれる手法で、商品を売買する人たちが増えている。そこに目を付けたのが大手商社の丸紅。同社の勝算は――。


デスク「丸紅（柿木真澄社長）が、ファッションブランドを立ち上げるんだとか」

記者「はい。ＳＮＳ（交流サイト）などで活躍するインフルエンサーとタイアップして、新たにファッションブランドを立ち上げます。すでにオリジナル商品を販売するＥＣ（電子商取引）サイトを立ち上げ、自身の思いを込めた商品を企画・販売したいインフルエンサーとの協議を続けているそうです」

デスク「ファッション分野は飽和状態なのでは？」

記者「近年はＳＮＳの普及や生活様式の変化によって、リアル店舗ではなく、ＥＣサイトを通じた消費の機会が増えており、ファッションＥＣ市場は今後も成長・拡大が見込まれています。ファッションはブランドの世界観（ストーリー）を共有することが大事になっていて、丸紅はこれまでの知見やネットワークを活かしながら、消費者との深い繋がりを持つインフルエンサーと共に新たな需要掘り起こしを図る考えです」

”エアモビリティ”分野での 新事業創出目指す【丸紅】