【ゲームの歴史を変えたシブサワ・コウ氏】襟川 陽一・コーエーテクモホールディングス社長の”運の強さ”

襟川 陽一・コーエーテクモホールディングス社長

「コーエーテクモにしか作れない新しい感覚のゲームソフトを世界に届け、多くのお客様に楽しんでもらいたい」

　日本だけでなく、グローバルに向けて新作を作り続けてきました。オリジナルの新作に加え、他社さんのキャラクターなど有力タイトルとのコラボレーションによって新たな面白さを創出したり、『三国志』のように、IPの許諾で許諾先の企業の成功の果実をロイヤリティとしていただく、IPビジネスも軌道に乗ってきました。

　わたしは、36年に一度だけ巡ってくる〝五黄（ごおう）の寅〟の生まれで、小さい頃から両親に「強運の持ち主だ」と言われて育ってきました。あまり強運を感じることはなかったのですが、いま振り返ってみると、シブサワ・コウとして40年間、大好きなゲーム開発を続けてこられたことが運の強さなのかもしれません。

　これからもコーエーテクモにしか作れない、日本やアジアの歴史や文化をもとにした新しい感覚のゲームソフトを世界に届け、多くのお客様に楽しんでいただきたいと思っています。

【1兆円買収】昭和電工の”今”と”未来”