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「24歳の時の親友の死が…」ブランディングテクノロジー社長の「転機」

財界オンライン / 2022年2月16日 15時0分

木村裕紀・ブランディングテクノロジー社長

日本企業の99.7%は中小企業ですが、私達はこうした企業のブランディング、デジタルシフトを支援しています。

【写真はこちら】木村裕紀・ブランディングテクノロジー社長の「若き日の姿」

 中堅・中小企業にはマーケティングやデジタルの責任者がいないケースが多いのが現実です。我々はそうした企業のCMO(最高マーケティング責任者)、CDO(最高デジタル責任者)の機能を担って、お客様のブランド化、デジタル化を推進する役割を果たしています。

 大企業のブランディングでは大手広告代理店などが介在し、タレントさんを起用してマスメディアなどで発信するというのが常道ですが、中小企業の多くには、それだけの予算はありません。

 しかし今はウェブマーケティング、SNS、動画などを総合的に活用して、いかにコミュニケーションを取るかが問われる時代です。我々はこのコミュニケーションをデザインして会社の魅力を発信し、集客や業績の向上に貢献しています。

 ただ、昨年はコロナ禍で、中小企業のお客様はデジタル対応が難しいところも多く、対面での営業や打ち合わせ、サポートができない期間がありました。

 弊社は創業から19期連続増収、黒字でしたが、昨年は上場2年目にして初めて減収、赤字決算となってしまったのです。

 しかしそこで我々自身もニューノーマルに対応した再成長戦略を描いたことで、上半期で黒字に転換することができました。

 現在、日本一の経営コンサルティング会社である船井総研さんと共同セミナーなども開催していますが、我々も船井総研さんのように、デジタル領域でお客様の事業戦略、マーケティング、デジタルシフトを手掛け、伴走し続ける存在でありたいと考えています。

 そんな私の転機は24歳の時に訪れました。ある時、アメリカにいる知人を訪ねる旅行に行きました。その際、親友の運転する車の助手席に乗って移動していたのですが事故に遭い、運転していた親友が亡くなってしまったのです。

 その悲しみに加えて、私自身も事故の瞬間、それまでの人生を走馬灯のように見る経験をするなど、初めて「死」というものに直面しました。

 どんなに若くても、突然命が失われてしまうということを知り、その時以降、親友の分も太く、濃い人生にしたいと強く考えるようになったのです。いい意味で振り切って、自分らしい人生を歩むために、独立して経営者の道に進むことにしました。これからもベンチャースピリットを忘れずに、経営に命を燃やしていきたいと思います。

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