【味の素】新社長に働き方改革の陣頭指揮をとった藤江太郎氏

藤江太郎・味の素次期社長

完全ペーパレスなど働き方改革を率先して進めている味の素。同社が社長交代を発表した。どんな人物なのか？

苦戦続く百貨店業界　セブン＆アイが『そごう・西武』の売却を検討

デスク「味の素が社長交代を発表したね」

記者「執行役員専務の藤江太郎氏（60）が４月１日付で就任します。現社長の西井孝明氏と会長の伊藤雅俊氏は６月の株主総会後に特別顧問となります」

デスク「藤江氏の功績は？」

記者「海外経験が長く、２０１１年には経営危機にあえぐフィリピン味の素の社長に就任し、３年で事業利益を25倍にさせました。主力商品の『味の素』を、価格を超える２倍以上の価値があると訴求したり、現状分析を可視化して情報を共有することで改革を進めました」

デスク「味の素は働き方改革にも積極的だよね」

記者「常務時代に藤江氏が陣頭指揮をとり、テレワークや社内資料完全ペーパレス化などを導入。当時は藤江氏の執務室には紙あり会義と紙なし会議の星取表が貼ってあるほどでした。国内外での調味料・食品事業の拡大を加速させることが藤江氏の使命となります」