【創業100年】第二の創業へ向け、旭化成新社長に工藤幸四郎氏が就任
財界オンライン / 2022年2月24日 7時0分
「旭化成は今年創業100周年を迎える。野口遵、宮崎輝、この二方が大きなリスクを取って設備投資をし、成長に邁進して、今の旭化成がある。2022年は第二の創業の年だと認識している。フロンティアスピリッツ、アニマルスピリッツで強い一歩を踏み出したい」─。
こう語るのは、4月1日付で旭化成社長に就任する工藤幸四郎氏。現社長の小堀秀毅氏は代表取締役会長に就任。取締役会議長としてガバナンスを担う。
工藤氏は1959年6月生まれの62歳。旭化成発祥の地・宮崎県延岡市出身。
82年慶應義塾大学法学部卒業後、「迷いなく旭化成に入社」。その後は「入社以来、3年前まで繊維一筋できた」。
小堀氏は「長らく繊維事業に携わり、大型M&Aや厳しい時代の構造改革などを現場感覚を持ちながら判断、実行してきた。旭化成が目指すべき姿を描きながら中期計画策定を任ってきた。将来への事業構想もあり、次の100年を担える人物」と語る。
印象深い仕事として語ったのは、買収した米国工場の閉鎖を決断したときのこと。米国の女性社長は涙を浮かべ悲しそうな顔をしたが、数十秒後「『こういう辛い話をするあなたのほうが辛いのではないか』と言われ、事業とはやはり人がやっていくものだと再確認した」。
小堀氏は先行き不透明な時代、マテリアル、住宅、ヘルスケアという3領域で事業を展開。経営の安定化、リスクを分散できる体制を築いてきた。それを受け、工藤氏は創業100年の節目にスタートする中期経営計画でさらなる成長を目指す。
「新規事業を育成し、ポートフォリオ変革をやり続けなければならない。リスクを取って、いかに成長につなげるか。それを担うのは人。皆が実力を発揮できる場を作って進んでいく」と決意を語る。
昭和電工社長が語る【社員にとって「良い会社」】とは?
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