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【パソナ】淡路島に本社機能を移転して1年半 『生き方・働き方』を考える 

財界オンライン / 2022年3月10日 18時0分

パソナグループ代表・南部 靖之

淡路島にBPOセンターを

 ―― パソナグループはコロナ禍でも業績が好調ですが、足元の景況感から聞かせてもらえますか。

 南部 やはり、コロナ禍で多くの業界が影響ありましたが、当社の業績は比較的堅調でした。要因として大きいのは企業や自治体の間接業務を請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業です。

 われわれは今度、淡路島に大きなBPOセンターをつくる予定です。今まで東京でやっていた給与計算だとか、人事労務関係、財務、それにDX(デジタルトランスフォーメーション)関係のインサイドセールスという営業の仕事を淡路島に移そうと考えています。

 ―― 東京にいなくても、こうした仕事はできるということですか。

 南部 全然できます。世間的にはコロナ禍の厳しい状況ですから、われわれも社員の健康管理だとか、経営効率を高めていかないといけません。

 しかし、東京にいてはアウトソーシングしても家賃などを含めて間接的な費用が高くつく場合が多い。ですが、淡路島に来れば、そうした費用は抑えることができます。

 ―― これは雇用の創出につながる話ですね。

 南部 ええ。雇用もすごく生まれると思いますよ。

 ですから、これから東京の人が淡路島に移ってきますし、場合によっては関西圏、もっと言えば神戸や四国あたりから淡路島に来て働いてもらうこともあるでしょう。一方で、淡路島から東京に行きたい人もいるのであれば、東京にUターンしてもらうと。大事なことは多様な働き方ができるということですね。

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 ―― それと、1月には連結子会社のビーウィズを上場させると発表しましたね。このビーウィズという会社はどんな会社ですか。

 南部 コールセンターの受託事業はもちろん、DXを活用したBPOサービスを提供する会社です。

 AI(人工知能)を活用したクラウド型コンタクトセンターシステム『Omnia LINK(オムニアリンク)』というのを開発しまして、企業のビジネスプロセスの変革やエンドユーザーのCX(カスタマーエクスペリエンス)の最大化を支援しようとしています。

 要するに、コールセンターのシステムをクラウド化し、従来の方式よりコストを最小化できるということで、企業の生産性向上に寄与することができます。

 ―― まったく新しい仕事と言っていいですか。

 南部 ええ。やはり、AIやDXというのは全産業で最も脚光を浴びていますからね。生産性向上や、テレワークに代表される働き方改革でDXに取り組む企業が増加していますので、面白い会社だと思います。

続きは本誌で

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