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丸和運輸機関・和佐見勝の「共に成長の輪をつくる!」(第9回)

財界オンライン / 2022年3月30日 18時0分

丸和運輸機関主導の青果産直で、スーパーの生鮮売り場強化に貢献

〝3つのドメイン〟で自分たちの強さを磨く

「グローバル市場で戦える強みということで言うならば、低温食品物流ですね。いわゆるコールド・チェーンの仕組みを活かした物流で、これがわが社としての強みです」

丸和運輸機関・和佐見勝の「共に成長の輪をつくる!」(第7回)

 社長の和佐見勝はグローバル戦略を進めていく上で、丸和運輸機関が開拓してきた低温食品物流のノウハウは大変な武器になると強調。同社はこれまで〝3つのドメイン〟づくりを進めてきた。

 まず、1つ目はECを取り込んだEC物流、2つ目が低温食品物流、3つ目が医薬・医療物流の3事業だ。加えて、BCP物流事業では全国の行政・自治体や大手企業と「大規模災害時における支援活動に関する協定」を締結し、「事業化型の社会貢献」の仕組みを構築している。

「これが、わが社の強み。この3つのドメインとBCP物流を中心とした経営を考えていかなくてはならない」。この〝3つのドメイン〟は同社の強さそのものであり、グローバル市場でも力を発揮。例えば低温食品物流事業ではコロナ禍が終息後にも中国で事業を開始する計画。


和佐見勝・丸和運輸機関社長

 現地のスーパーマーケットと連携し、青果を中心とした生鮮食品の温度管理や配送手続きといった物流を手掛ける。

 この低温食品物流分野で、同社はすでに国内で顧客を次々と獲得。和佐見はスーパー中心に、この低温食品物流事業を開拓。実績を積み上げてきた。その戦略も和佐見らしく的を絞っての事業展開。「最初に低温食品物流事業を計画して取り組んだのは大体年商1000億円以下のスーパー。いきなり年商2000億円、3000億円の企業を狙っていっても、われわれも全てに対応できるアセットを持ち合わせているわけではなかったので、まず1000億円以下の所から話をもちかけました」

以下、本誌にて

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