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【1兆円買収】「昭和電工」が持株会社体制へーー 社名も「レゾナック」に

財界オンライン / 2022年4月21日 15時0分

髙橋秀仁・昭和電工/昭和電工マテリアルズ社長

来年1月に統合新会社を発足させる昭和電工が、持ち株会社体制への検討を開始。また、統合新会社の社名を『株式会社レゾナック』にすると発表した。

 現・昭和電工が持株会社レゾナック・ホールディングスに、現・昭和電工マテリアルズが事業会社レゾナックとなる。新社名は英語の「RESONATE(共鳴する、響き渡る)」にCHEMISTRY(化学)」の〝C〟をつけたもの。ロゴは『RESONAC』で〝R〟の左の縦線に右上がりの2本線を施し、共創のシンボルをデザインする。

「私たちが目指す『共創型化学会社』は川中から川下まで幅広く自在な最先端の機能材料テクノロジーが基盤になる。閉じた事業活動では足りないと考え、グローバルにおける一流の実力を備え、志を共にする仲間とより良い社会の共創を目指す」

 統合新会社の目指す姿をこう語る昭和電工社長CEOの髙橋秀仁氏。同社は統合新会社の発足に向けて大改革を始めており、ポートフォリオの入れ替えでコングロマリットディスカウ
ントの解消を進めている。事業セグメントも「半導体・電子材料」「モビリティ」「イノベーション材料」「ケミカル」「その他(ライフサイエンス)」に変更。

 コア成長領域を半導体材料とモビリティとし、半導体・電子材料セグメントは「21年度3600億円の売上を30年には8500億円まで拡大」を見込む。

「これまでは縦割りで事業部最適で意思決定をしていた。人事部のキャリアパスに人が合わせていた。これからは全社最適でないものは採用しない。企業価値の向上に資するか否かで判断する。挑戦と失敗を称賛し、人の数だけキャリアがある人事制度にする」(髙橋氏)

 日本人の経営チームによる世界で戦える会社づくりが進む。

▶日立化成買収ーー 「昭和電工」の”今”と”未来

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