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値上げラッシュの時代! セブンがコーヒー値上げもローソン、ファミマは据え置き

財界オンライン / 2022年6月22日 18時0分

あらゆる原材料価格が高騰する中、値上げラッシュが止まらないのはコンビニエンスストアも同様。だが、店頭での淹れたてコーヒーに関しては、セブン‐イレブン・ジャパンが値上げに踏み切るも、ローソンやファミリーマートは価格を据え置いており、各社の対応に差が出ている。

 セブン‐イレブンは、7月からコーヒーを税抜価格で約10~20%程度値上げする。レギュラーサイズのホットコーヒーは税込み100円から110円に、ラージサイズは150円から180円にそれぞれ値上げする。

 世界的な需要拡大によるコーヒー豆の仕入れ価格上昇が大きな要因。この他、原材料や容器・包材の価格高騰、物流コストの上昇などの影響も大きい。

 一方、ローソンやファミリーマートはSサイズのコーヒーを税込100円に据え置いたままで、両社とも当面、値上げの予定はないという。

 われわれの生活に身近な存在のコンビニ。大手3社は3月以降、弁当やパンなどの価格をそれぞれ1~15%程度値上げする動きが広がっている。

 食品スーパーでも値上げが広がりつつあるが、イオンや西友が6月末までは当面、PB(プライベートブランド=自主企画)商品の価格を据え置く方針。イオン会長の岡田元也氏は4月に「なぜ転嫁なんて言葉が使われるのかよく分からない。企業としてはその前に努力することがある」と、まだまだコスト削減の余地はあると話していた。

 「近くのお店が値上げしないと顧客が離れかねない。我慢比べに付き合うしかない」(大手スーパー関係者)という声も聞かれる中で、「物価が上がっても賃金が上がらないままでは財布のひもは固くなるばかり」とボヤく消費者。スタグフレーション(不況下の物価高)が進む中、値上げと賃上げを巡る議論は今後も続きそうだ。

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