【マツダ】が「安心・安全」のコネクティッド機能を無料に
財界オンライン / 2022年7月12日 7時0分
10年間、クルマの「安心・安全」に関わる機能は無料─。マツダがコネクティッドサービス全体の料金体系を見直した。
【ミニ舌】3週間で1・1万台受注 「日産」の軽EVが好調な売れ行き
アクセルとブレーキの踏み間違いなどによる事故が頻発し、免許を返納するシニア層が増える中、「安心・安全」に関わる機能の料金を無料とすることでマツダ車を増やしていく狙いだ。
マツダの「安心・安全」に関わる機能の1つが「ドライバー異常時対応システム」だ。同社はドライバーの体調悪化や居眠りなどによって事故の恐れがある場合に、クルマを自動で路肩などに停止させる副操縦士システム「コ・パイロットコンセプト」という技術を開発した。
クルマがドライバーを常時モニタリングしており、居眠りや失神などの異常を検知すると、自動的にクルマを路肩などに停止させる。他社で類似の技術を実用化しているケースはあるが、マツダの場合は一般道でも対応できる。
また、ドライバーが「SOSボタン」を押したり、車両からの自動発報をキッカケにオペレーターが仲介して、マツダ特約販売店への搬送をワンストップで対応する「マツダエマージェンシーコール」もその1つだ。
マツダでは遠隔地との通信のやりとりができるコネクティッドカーを国内で約14・2万台販売している。そのうち「9割はコネクティッドの契約を結んでおり、さらにそのうちの7割は新プランに移行している」(国内営業本部カスタマーリレーション推進部の町弘輔氏)。
コネクティッド機能を使用するためには通信料が発生するが、その通信料を全てマツダが負担する点が新たな料金体系のポイントだ。しかも10年という期間は業界トップクラスの長期間となる。「コネクティッド単体で収益を上げることよりも、マツダのクルマを使ってもらうことにウエイトを置いている」(同)。
コネクティッドサービスの緊急通報は6割以上が事故関連に関する通報だという。シニア層にとっては、事故を未然に防ぐことができればクルマに長く乗り続ける可能性が出てきそうだ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
通信型ドライブレコーダーサービス「LINKEETH」をタイで提供開始
@Press / 2024年11月22日 11時0分
-
携帯した方がいいアイテムはある? 事故やバッテリー上などツーリング中のトラブルに役立つアイテムとは
バイクのニュース / 2024年11月3日 13時10分
-
気掛かりなリコール届け出件数、ホンダは原付108万台、マツダは「CX-60」3万4461台[新聞ウォッチ]
レスポンス / 2024年11月1日 8時28分
-
マツダ『MX-30』を商品改良、「レトロスポーツエディション」新設定…293万5900円から
レスポンス / 2024年10月31日 18時30分
-
大型トラックの衝突被害軽減ブレーキ、居眠り運転で効果減 広島大と福山通運がドラレコで解析
マイナビニュース / 2024年10月29日 18時15分
ランキング
-
1「トイレ流せない…」水道代にも値上げの波 千葉で水道代を2割“値上げ”方針 住民からは悲鳴も【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月25日 21時9分
-
2なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
くるまのニュース / 2024年11月25日 23時10分
-
3関西財界訪中団、邦人の安全確保に懸念 短期ビザ免除再開に期待も 投資意欲は持続
産経ニュース / 2024年11月25日 18時19分
-
4薄力粉値上げ=パスタ製品は値下げ―日清製粉ウェルナ
時事通信 / 2024年11月25日 17時23分
-
5政府、次世代太陽電池を導入へ 40年度目標、20ギガワット
共同通信 / 2024年11月25日 21時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください