お台場「メガウェブ」跡地に【トヨタ】が次世代アリーナ建設
財界オンライン / 2022年9月16日 7時0分
トヨタ自動車が各所で再開発を進めている。静岡県裾野市の実験都市「ウーブン・シティ」、同県小山町のサーキット「富士スピードウェイ」に続き、新たな再開発の舞台となったのが東京・お台場の青海地区にあった同社のショールーム施設「メガウェブ」の跡地だ。
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トヨタとトヨタ不動産、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチームを運営するトヨタアルバルク東京はメガウェブの跡地で次世代アリーナ「TOKYO A-ARENA PROJECT」を建設する。「最後まで諦めずに戦う姿、フェアプレーに徹する姿、人知れず努力する姿に助けられた」─。こう語るのはトヨタ副会長の早川茂氏。同プロジェクトのうち収容客数1万人を誇るアリーナを建設する背景についてこう説明する。
トヨタとスポーツとの縁は深い。同社は1937年の創業時より創業者の豊田喜一郎氏の思いから陸上部を創設。41年にはバスケットボール部も創設しており、現在の運動部の数は33。
トヨタは「様々な困難に直面する度にスポーツに助けられた」(同)。社長の豊田章男氏も社長に就任した13年から赤字への転落、リコール問題、東日本大震災などに直面。「アスリートから戦う勇気をもらった」(同)という。そこで新アリーナを「アルバルク東京」のホームとして活用することに決めた。
建物はメイン、サブのアリーナとアルバルク東京のクラブ棟の3棟。観客席は楕円形で、どこからでもコートに近い形となる。エントランスからコートまでの仕切りがなく、建物内に入ってすぐに臨場感を味わえる。アリーナ屋上には3人制バスケなどが楽しめる「ファミリーパーク」「スポーツパーク」を設置。バスケットボールに限らず、地域のスポーツ拠点とする考えだ。
一方でモビリティーの可能性についても追求する。トヨタの新型車両の展示スペースなどを設けると共に、新型モビリティーを活用してアリーナまでの移動を楽しめるようにするほか、飲食物を観客席まで自動運搬するシステムの導入なども検討中。
トヨタは25年秋に開業する次世代アリーナをお台場の新たなランドマークにしたい考え。東和不動産をトヨタ不動産に社名変更し、再開発にも注力し始めたトヨタのモビリティーを絡ませたまちづくりの手腕が問われることになる。
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