「原子力と再エネの両輪で脱炭素を」『関西電力』新社長・森望の覚悟
財界オンライン / 2022年9月8日 7時0分
エネルギー自給率の低い日本において、エネルギー安全保障をいかに確保していくかは非常に大きな問題。S+3E(安全性+エネルギーセキュリティの確保、経済性、地球環境問題への対応)と言われるが、やはり電力需給の逼迫と言われる状況の中で安定供給の大切さが実感されたと思う。そういう意味でも原子力の必要性が高まっていると考えている。
加えて、長期的にカーボンニュートラルを目指すという視点でも、原子力は欠かすことのできない電源。ゼロカーボン、脱炭素を目指す上では原子力と再エネを両輪でやっていかなければならない。また、風力や太陽光はもちろん、他社とも連携しながら水素全般にトライしていきたい。
キャリアは、地中送電部門から始まり、送電設備を維持したり、つくったりというハードを扱う部門だった。そこでの仕事を通じて、こうした日々の仕事が安定供給を支えているんだと電気事業のベースを経験。このような部署からスタートできたことは非常にありがたく、大きな意味のある仕事だった。
これからは従来のエネルギー事業の枠を超えて、新しいことに挑戦していくことが大事だと考えている。一方で、エネルギー事業は一企業の枠を超えて、国益につながる事業である。
社会の皆さまの生活や産業を支えるエネルギー事業にしっかり取り組んでいくということは、原子力を安全・安定的に動かし続けることをベースに、安定供給を着実にやり遂げるということだと思う。エネルギー事業をしっかり進めるとともに、新しい事業にも果敢にチャレンジしていきたい。
【電力問題】ニッセイ基礎研究所・矢嶋康次氏が直言「我慢ではなく供給力アップの実現が政治に求められる」
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1マクドナルド、休業店の半数再開=マイクロソフト障害は「無関係」
時事通信 / 2024年7月19日 21時37分
-
2セキュリティーソフト世界シェア1位があだ…ウィンドウズ障害、「過去最大規模」の見方も
読売新聞 / 2024年7月20日 6時45分
-
3世界的にシステム障害、米航空は運航停止 問題特定し修復へ
ロイター / 2024年7月19日 19時54分
-
4物議醸す「ダイドー株売却」の内幕を丸木氏語る 大幅増配公表直後で批判を向けられた物言う株主
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 18時0分
-
5TBS退職→Netflixと5年契約「50代P」選んだ道 「不適切にもほどがある」「俺の家の話」手掛けた
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 12時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)