ライバルのコーラとも連携 【キリン】がプラズマ乳酸菌で攻勢

キリンがプラズマ乳酸菌で攻勢をかける（取締役常務執行役員ヘルスサイエンス戦略担当の南方健志氏）

デスク「キリンホールディングス（HD）がライバルとも提携するようだね」 

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記者「2012年に同社が世界で初めて発見した免疫の司令塔を活性化する『プラズマ乳酸菌』をコカ・コーラに提供します。『免疫は健康の土台だが、その機能は自覚しにくい』（取締役常務執行役員ヘルスサイエンス戦略担当の南方健志氏）ことから他社との共同開発にも乗り出し、市場拡大を図る考えです」 

デスク「商品が増えるんだね」 

記者「グループ会社はもちろん、グミやのど飴のカンロや森永製菓に加え、新たに大正製薬やノエビアグループの常盤薬品工業とも提携。21年比で2・2倍の全38商品に増えます」 

デスク「健康志向の高まりが背景にあるんだね」 

記者「免疫を含むヘルスサイエンス事業はキリンHD社長の磯崎功典氏の肝煎りの事業。ただ、売上高は1000億円程度と全体の約5％に過ぎず、主力事業に育てることが課題です」