【人材サービス大手】アデコ・川崎健一郎社長「すべての人が自分のビジョンを描ける社会を」
財界オンライン / 2022年11月9日 7時0分
「足元で人材業界は好調と言っていい状況」。コロナ禍当初は、企業が一時的に採用や投資を手控える動きもあったが、成長産業への移行もあり当初懸念されたような重大な影響はなく、人材業界も雇用の維持だけでなく創出ができたという。足元では人手不足が顕在化、厳しい状況だった観光や飲食も人手を取り戻すべく動き始めた。
【あわせて読みたい】なぜ、日立は国内でも『ジョブ型』雇用を導入するのか?
アデコはスイスに本社を置き、世界60カ国で人材サービスを展開する世界最大級の企業。人材派遣・紹介だけでなくアウトソーシング、HRコンサルティング、人材育成・組織変革など「人」に関する幅広い事業を展開。
今、社会的キーワードとなっている「リスキリング」も手掛ける。企業からは、社内の既存人材を「IT人材」化して欲しいというニーズが特に強い。さらに「ジョブ型雇用」が言われる中、それに合った人事制度や組織構築の相談も増えている。
「『人財躍動化を通じて、社会を変える。』というビジョンを掲げているが、個人の能力開発に加え、働く場の改革も必要」
以前は給与などの条件のみを軸に仕事を紹介していたが、現在アデコでは働く人々の「ライフビジョン」と「キャリアビジョン」を重視し、「ビジョンマッチング」を推進している。
「ビジョン」が明確で、生き生き働くと生産性が向上するという研究結果が英国でも示されている。だがアデコの調査では、国内の約65%はビジョンが明確でなく、そのうち90%が「生き生きと働けていない」と回答。
「人々の『こう生きたい』という内発的動機を引き出し、それを実現できる『適所』を紹介していくことが大事」
これは川崎氏の原体験も生きている。17歳の時に「社長になる」とビジョンを描き、その近道としてベンチャーセーフネット(現Modis)に入社、33歳で社長に就任した。MBO(従業員による買収)を経て、アデコグループ入りし、14年に日本法人社長に就任したという経緯。
「1人ひとりが燃えることができるエネルギーになるような動機を見つけていただきたい」と事業への思いを語る。
すべての人々が、いかに 生き、働くかという 「ビジョン」を描くことが できる社会をつくる
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