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【ずいひつ】ビジネス・ブレークスルー・柴田巌社長が語る”BBTがDX人材を育成する理由”

財界オンライン / 2022年11月11日 18時0分

デジタルを駆使した事業を構想できる人材をいかに育成するか─。コロナ禍を機にビジネスや生活の全ての領域でデジタル化が加速。それに伴い、業種・業態を問わず、多くの日本企業がデジタル人材の獲得・育成という共通の課題に直面しているのではないでしょうか。

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 ビジネス・ブレークスルー(BBT)は1998年に設立され、コロナ前から日本初の100%オンラインで経営学学士・修士を取得できるBBT大学経営学部、経営学研究科を2005年に開学しました。そんな本学のミッションは「稼ぐ力を育てる」こと。義務教育は知識の習得を担いますが、本学は成熟した職業人としての稼ぐ力を習得してもらうことが使命です。

 稼ぐということは社会に必要とされるということです。社会は前述の通り、急速に変化していますから、今の稼ぐ力が将来も通用するとは限りません。また、社会が変化するということは求められるリーダーシップも従来とは異なるものになります。

 20年初の緊急事態宣言を契機に世の中はデジタル技術に端を発したサイバー空間での生活という次元が加わりました。そこで求められる素養こそ、「初対面でも人から信頼してもらえるかどうか」になります。オンラインの会議ツールを使って世界中の人々がアクセスできるようになりました。しかも、オープンイノベーションを求めやすくなっているため、異業種の人々と面会する垣根も低くなります。

 だからこそ、ファーストミーティングで相手から信用してもらい、「また会いたい」と思ってもらえるかどうかが今後のビジネスの成否を分けることになるのです。一方でその逆もしかりで、相手が信頼できるかどうかを見抜く力も必要になります。

 サイバー空間での商談はリアルの商談での表情や話術といった従来のノウハウ全てが通用するわけではありません。一部で応用できるかもしれませんが、やはりサイバー空間ならではのリーダーシップを発揮しなければなりません。それを習得するためには、それ相応の〝学び直し〟が必要になってきます。

 そこで本学は23年4月から経営学部のITソリューション学科を「デジタルビジネスデザイン学科」へと名称を変更します。同学科は主に40代以上を対象に「DX人材」へとアップデートするための学科であり、デジタルリテラシーの基礎から最終的にはどうサービスを構想したら良いかというスキルまでを身に付けることを目指します。

 既に前哨戦は始まっています。本学では今年9月から「デジタルファーストキャンプ」というコースを始めました。3カ月という短期間でデジタル変革リーダーへの第一歩を踏み出すことを目指すコースです。1クラス25人でスタートしました。

 本コースの教授陣には本学の小林慎和・ITソリューション学科長を中心に、起業家やITの専門家が名を連ねています。ビジネスやデジタル領域に関する専門家がDXを介し、ビジネスで稼ぐ力を養成するのです。しかも、オンラインで世界中の生徒がつながるため、国籍や業種を超えたコミュニティができます。サイバー空間でのリーダーシップも養われるのです。

 デジタル技術の習得のみならず、それを使っていかに稼ぐか。そこに本学の強みが発揮できます。「リカレント教育」が叫ばれて久しいですが、まだ緒に就いたばかりです。DXは老若男女にとって起業やグローバル展開のチャンスを掴む好機でもあります。ぜひ、このような学びのニーズと志を持つ方に集まっていただきたいです。


柴田 巌
しばた・いわお
[ビジネス・ブレークスルー社長]

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