【中古車の買取・流通の「カーセブン」を運営】カーセブン デジフィールド・井上貴之社長の「システム外販やSaaSで自動車流通のプラットフォーマーに」
財界オンライン / 2022年12月30日 7時0分
チェーン売上高を現在の485億円から1000億円に拡大させる! 中古車の買取・流通の「カーセブン」を全国で展開 【写真で見る】カーセブン デジフィールド・井上貴之社長の経営に密着!
中古車の買取・流通のフランチャイズチェーン「カーセブン」を全国で160店舗以上展開しています。中古車業界はコロナ発生当初はお客様が来店しない苦しい時期が続き、一方で7月に入ると個別の空間で安全に移動できる上に、すぐに手に入るということで活況を呈しました。
ただ、今は部品不足で新車の供給が滞っていることに伴い、中古車の仕入れ価格や販売価格も上昇しています。そのため現在乗っているクルマの車検を通すお客様が増えていることでクルマ自体の買い控えが起きており、調整局面を迎えています。
コロナ禍で当社は2022年4月に社名変更しました。自動車流通のプラットフォーマーになるため、これまで以上のデジタル投資と開発を進めています。実は当社は「カーセブン」という強いブランド力を誇る中古車流通だけではなく、「査定システム」といった自動車流通に関するシステム外販やSaaSも手がけており、既に事業の柱になっています。
この始まりは10年前、残業時間が長時間にわたり、離職率も40%超という当社の労働環境を改善させるため、社内業務のデジタル化に着手したことがきっかけです。お陰で今は残業時間がほぼゼロ。離職率も3%台となりました。同時に、このときのデジタル化の取り組みが土台となり、査定システムやSaaSなどの開発に広がり、自動車流通に関わる他社様にも使っていただけるようになりました。
自動車流通のシステムを外販
当社には自動車流通に明るいエンジニアが全社員の約1割を占めており、パソコン上で行う業務をロボットで自動化するRPAやAIなどをフル活用して他社様の業務効率化も実現するシステム開発が可能です。自動車流通には仕入れから在庫管理や販売など様々な工程がありますので、各業務にマッチしたシステムを提供していきます。
私自身、日本自動車流通研究所や日本自動車購入協会を立ち上げるなど自動車流通業界の底上げに尽力してきました。自動車産業は日本が誇る基幹産業の1つです。チェーン売上高を現在の485億円から1000億円に拡大させると共に、自動車流通業界の成長に尽力していきたいと思っています。
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