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【総務省】政務三役に問題噴出 野党からの追及相次ぐ

財界オンライン / 2022年12月23日 18時0分

総務省の政務三役に問題が噴出し、臨時国会で野党から追及を受ける場面が相次いでいる。まずは、政治資金を巡る問題で辞任した寺田稔前総務相。週刊文春の報道で、関係する政治団体が妻に事務所の賃料を支払っていた問題が指摘されたほか、関係する政治団体が故人を会計責任者にしていた問題が浮上。昨年の衆院選で選挙運動費用収支報告書に虚偽の記載をしたとの疑惑も報じられた。

 寺田氏は当初、疑惑について「問題はない」などと反論していたが、総務相は政治資金や選挙制度を所管する省庁の大臣であるだけに、事態は時間の経過とともに深刻化。最後は事実上の更迭となった。

 後任の総務相に起用されたのは松本剛明元外相。松本氏は就任会見で「一瞬たりとも停滞をさせられない分野が多々ある。緊張感を持って全力で取り組む」と強調。「政治とカネ」の問題が相次ぎ発覚していることを問われると、「政治資金は法にのっとり、適切に処理をすることが大変大切。説明を含め、政治に対する国民の信頼が得られるよう努めることが重要」との認識を繰り返した。

 杉田水脈総務大臣政務官は過去の発言が国会で不適切だと批判され、撤回に追い込まれた。問題となったのは、杉田氏がブログに投稿した「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」や、月刊誌に寄稿した「LGBTには生産性がない」といった表現。

 松本氏は、一連の発言について「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装については、民族の誇りに関わることでもあり、LGBTについても、拙い表現であるということは間違いない」と指摘。杉田氏は「傷ついた方々に謝罪し、表現を取り消す」と述べ、発言を撤回した。

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