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【サイバーセキュリティクラウド・小池敏弘社長CEO】「〝純国産セキュリティメーカー〟としてグローバルに打って出る!」

財界オンライン / 2023年2月6日 7時0分

1983年鹿児島県生まれ。甲南大学法学部卒業。2006年リクルートHRマーケティング関西(リクルートジョブズ)入社。16年米AppSocially取締役COO。18年ALIVAL創業、代表取締役就任。同社を譲渡後、21年サイバーセキュリティクラウド代表取締役社長兼CEO。20年3月東京証券取引所マザーズ市場(現グロース)に上場。

「ものづくりに長けた日本人による質の高い〝純国産サイバーセキュリティサービス〟をグローバルに展開していきたい」

 ロシアによるウクライナ侵攻を機にサイバー攻撃が増加。企業の防衛意識が高まっているが、特に中小企業の危機感は強い。サイバー攻撃を受けると自社の信用が失墜し、致命傷にもなりかねないからだ。ただ、資金が潤沢ではないという課題もある。

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 そんな中、クラウド型WAF(Webサイトを含めたWebアプリケーションをサイバー攻撃から守るサービス)分野において累計導入社数で国内シェア首位を走る。高品質なサービスを月額定額制で導入できることに加え、もう1つの付加価値がある。

 それが主力サービス「攻撃遮断くん」「WafCharm」など全てのサービスが国産であること。サイバーセキュリティのサービスは大半が海外製で、日本の企業が代理店としてサポートしているため、対応に時間がかかるが、「急を要する有事の際でも日本語での24時間365日の技術サポートを行うことができる。それが安心感や信用につながっている」

 日本では大手企業と取引のあるグループ会社や子会社がサイバー攻撃を受けるケースが増加。そういった企業からの引き合いが増えている。また、品質面でもアマゾン ウェブ サービスから「AWS ISV Accelerateプログラム」認定を取得。認定取得はサイバーセキュリティサービスでは日本初だ。加えて2022年は「Marketplace Partner of the Year – APJ」も受賞し、グローバルでの実績も出している。

「日本人のものづくりの力をうまく活用して欧米やアジアに広げていく」と自らの役割を述べる。

 リクルートではサラリーマンとして営業組織のDXなどを経験し、米シリコンバレーのベンチャー企業でCOO、帰国後にM&Aプラットフォームの運営会社の起業を経て声がかかる。

「人ができないことをやりたいという想いを持ちながらチャレンジしていくことが重要だ」

 趣味は料理。「3歳の子供とクッキーを作ったりしています」と屈託のない笑顔を見せる。

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