【学研】ベトナム企業と資本業務提携 本格的な海外進出の足掛かりに

宮原博昭・学研ホールディングス（右）

デスク「学研ホールディングス（HD）が本格的な海外進出に乗り出したようだね」

記者「ベトナムの教育・出版大手のDTPエデュケーションソリューションズと資本業務提携しました。同社は英語の教科書で約3割のシェアを持ち、学研は自社教材の販売で学校や書店への販売網を活用できます」

デスク「出生数が80万人を割り込むなど国内は少子化だね」

記者「学研の売上高の約4割を占める塾・教室、出版事業への影響は避けられず、海外に活路を見出します。2030年には海外売上高比率を3割にする目標。DTPはラオスやカンボジア、タイにも拠点があり、学研が得意な学校の課外授業の有料学習サービスも提供します」

デスク「学研の多角化経営が新たなステージを迎えるね」

記者「国内では社長の宮原博昭氏がサービス付き高齢者向け住宅などの医療福祉分野を開拓しました。新たな柱にできるかどうかが試されます」

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