【著者に聞く】『サクッとわかる ビジネス教養 ビジネスモデル』早稲田大学大学院 経営管理研究科教授 山田英夫
財界オンライン / 2023年4月23日 11時30分
〝横並び〟や〝満員バス〟を避け、儲けるための仕組みづくりを
当たり前のように耳にする「ビジネスモデル」という言葉。しかし、ビジネスモデルに絶対的な定義はありません。そこで、本書では「ビジネスモデル=儲けるための仕組み」と定義しました。独自の仕組みづくりに成功している企業を取り上げることで、読者の皆さんが新たなビジネスチャンスを掴むきっかけになればと考えています。
わたしは長年、企業の競争研究を研究しており、「デファクトスタンダード(事実上の標準)」について考察してきました。デファクトを何で測るかという時に、一番分かりやすいのはマーケット・シェアです。
ところが、最近は高シェアをとっている会社が儲かっているかというと、必ずしもそうではありません。シェアはとれても利益はほとんどないという事例が増えてきています。
会社が長期的に存続していくためには、当然利益を上げなくてはなりません。そのために必要なのが、独自のビジネスモデルをいかに持つかということです。
日本では古くから、ライバルが参入したからうちもやるという「横並び志向」や、同じ市場にこぞって多くの企業が参入する「満員バス現象」が問題になっています。しかし、それでは行きつくところは価格競争になってしまいます。価格競争の結果として利益率が下がっていき、皆が疲弊していくわけです。
昔はバスで終点まで行けば、残存利益で儲かると言われましたが、今は技術やサービスの変化スピードが速いため、終点までバスに乗っていると会社がもたなくなっている。満員バスに乗るのは利益率を下げるだけだということと、終点まで乗っていたら手遅れになりかねないということを自覚することが大事です。
過度な価格競争に陥り、業界全体としても、日本全体としても疲弊していく。日本がそうしたデフレスパイラルから脱却するため、本著が皆さんのヒントとなり、独自のビジネスモデルづくりのお役に立つことができればと考えています。
原材料高騰下、製品値上げ・賃上げの好循環をどう作るか? 日本商工会議所会頭・小林 健
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