生成AIやWeb3へ投資 日立が第3号ファンドを設立
財界オンライン / 2023年5月12日 15時0分
生成AI(人工知能)による対話型サービス「チャットGPT」の普及が進む中、日立製作所が新たなコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを設立。次世代インターネット「Web3」や生成AIなど、デジタル領域を牽引するスタートアップ企業へ戦略的な投資を行うことになった。
日立は2019年に日立ベンチャー社を設立し、すでに2つのファンドを組成。今回設立する第3号ファンドは、AIやブロックチェーン、仮想現実などの技術を持つスタートアップ企業へ出資。投資規模は既存の2つのファンドの2倍に相当する3億ドル(約400億円)となる。
日立製作所社長兼CEOの小島啓二氏は「Web3や生成AIといった時代の最先端のテクノロジーを有するスタートアップ企業との協創を実現し、社会イノベーション事業のグローバルな成長を加速させ、社会に新たな価値を提供していく」とコメントしている。
日立は21年に米IT大手のグローバルロジックを約1兆円で買収するなど、自社のIoT(モノのインターネット)基盤『ルマーダ』を成長のエンジンに位置づける。その上で、製造業の強みを生かしつつ、データを駆使した「デジタル製造業」への転換を急いでおり、デジタル領域におけるイノベーション創出が課題となっていた。
近年、世界中で起こっている技術革新のスピードは速くなるばかり。同社幹部には「世界中で起きているデジタル領域のイノベーションをいち早く発掘しなければならない」という危機感があるようで、危機感が背中を押した今回のCVCファンド設立と言えそうだ。
なぜ、日立は国内でも『ジョブ型』雇用を導入するのか?
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
京王電鉄と日立、AI駅係員サービス実現に向けた実証実験を開始
Digital PR Platform / 2024年11月27日 14時10分
-
【抄訳】GlobalLogicがISG Provider Lens(TM)の生成AIサービス分野で「リーダー」の評価を獲得
PR TIMES / 2024年11月20日 14時15分
-
安全管理業務の高度化を支援する生成AIソリューションを提供開始
PR TIMES / 2024年11月1日 18時0分
-
データで “調子” をよくする時代へ 株式会社テックドクターに投資を実行
PR TIMES / 2024年10月31日 17時15分
-
CVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通じて独自開発の生成AIや撮影技術でクリエイティブ制作を支援するAI modelへ出資
PR TIMES / 2024年10月30日 11時45分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください