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MS&ADインターリスク総研・一本木真史社長に直撃!「デジタル・データを活用したリスクマネジメントで社会、顧客の課題解決を」

財界オンライン / 2023年8月21日 18時0分

一本木真史・MS&ADインターリスク総研社長

「『リスクソリューションのプラットフォーマー』を目指すグループの一員として、デジタル・データを活用したリスクマネジメントで社会、お客様の課題を解決する中核会社としての姿を確立したい」。同社は大手保険グループ、MS&ADホールディングスのグループ企業で、企業・組織のリスクマネジメント取組を支援するリスクコンサルティング会社。

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 蓄積してきたリスクサーベイ、リスクアセスメントに強みを持つが、これは「他社にはない力で、今後も生かしていく」。今後はグループで持つ保険引き受けや事故データを活用して業務の高度化を図るとともに「事故が起きる前に対策するためのソリューションを提供していく」。

 例えば2022年11月には、AI(人工知能)技術を活用して潜在的な交通事故発生リスクを評価・可視化する「事故発生リスクAIアセスメント」の販売を開始。過去の事故データだけでなく、道路の構造や自動車の走行データ、人流データを組み合わせて、道路の箇所ごとに事故リスクを「見える化」する。

 近年は「サイバーリスク」も深刻化。多くの企業と連携し、防御や予兆検知の仕組みを提供する他、被害に遭った後の対応の訓練を含むコンサルも提供。

 この対応は大企業では比較的進んでいるが、中小企業では未着手のところも多い。「会社の立ち位置を『見える化』することで自分事として取り組んでいただける」として、23年7月に米サイバー保険企業と連携し、中小企業のセキュリティリスクを診断する「サイバーリスクファインダー」の提供を開始。

 自社のメールアドレスを入力するだけで診断レポートを受け取れる他、料金も比較的安価に抑えたソリューションだ。

 社長就任前はグループCDO(最高デジタル責任者)を務めていた。学生時代にAIを研究した経験も持つが、その目線で今の「生成AI」について「使わない選択肢はないが、使い方には注意が必要」と指摘。

 幅広い領域で経験を重ねてきたが「どの仕事も楽しむことを心がけてきた」と笑顔で話す。

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