東急スポーツを完全子会社化 コナミに肉薄するルネサンス

写真はイメージ

フィットネスクラブ業界で再編があった。ある日のデスクと記者との会話から――。

デスク「フィットネスクラブ業界3位のルネサンス（斎藤敏一会長）が、東急スポーツオアシスを完全子会社化するね」

記者「はい。ルネサンスは今年3月に東急スポーツへ出資。現在、40％の株式を保有していますが、2024年3月に東急不動産から全株式を取得することを決めました。両社合算（直営）で約140店舗となり、首位セントラルスポーツの183店舗（3月末時点）、2位コナミスポーツの153店舗に迫る店舗数となります」

デスク「フィットネスクラブ業界は、コロナ禍で一時は大半が臨時休業になるなど、苦境に陥った」

記者「23年3月期はセントラルこそ黒字ですが、コナミスポーツとルネサンスが赤字になっています。近年、ルネサンスはリハビリ特化型デイサービス『元氣ジム』など、高齢者向けの健康サービス事業を強化。今回の東急スポーツの完全子会社化を含めて、アフターコロナでの新たな体制づくりを急いでいます」

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