ホンダや日産は2ケタ減へ 中国で日系自動車メーカーが1人負け
財界オンライン / 2023年9月27日 15時0分
中国・BYDは躍進
「(電気自動車などの)新エネルギー車へのシフトや販売競争など厳しい環境にある」─。トヨタ自動車は中国の自動車販売市場について現状認識を示す。
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中国での新車販売で日系自動車メーカーが苦戦を強いられている。トヨタの8月の販売第位数は前年同月比で6.6%の減少。ホンダも約25%、日産自動車も約29%の減少と不振だ。
一方、中国系メーカーの販売台数は約20%増加。また、米国車が約14%、韓国車も約8%の増加となり、あるアナリストは「そもそも日系自動車メーカーの電気自動車(EV)が少ない」と指摘する。北京・上海など、強力なEV優遇策を進める中、内燃機関の自動車が強い日系自動車メーカーが不利な競争をしているという見方を示す。
しかも、BYDなど中国EVメーカーの成長も著しい。BYDの販売台数は約6割増と好調。かつて「安かろう、悪かろう」といったイメージが強かったが、「ここ数年、テスラのイノベーションに注目してきたが、今こそ中国EVメーカーの成功にも注目すべきだ」とアリックスパートナーズのマネージング・ディレクターで自動車・製造業プラクティス日本チームリーダーの鈴木智之氏は指摘する。
日系自動車メーカーの中でも中国事業の比重が高いホンダや日産はテコ入れに動く。ホンダは高級ブランド「アキュラ」から撤退し、30年以降は電動車戦略に切り替える方針。日産は現地企業とEVなどの新エネ車の新型投入を前倒しする。
中国では不動産市況の悪化による景気低迷や福島第1原発処理水放出以降の反日感情の強まりといった懸念もあるが、中国での出遅れは世界での出遅れにもつながる。日系各社は正念場を迎えている。
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