【一日生きることは、一歩進むことでありたい。】砂川和雅・キャスレー ディープ イノベーションズ社長の”忘れられないこの言葉”
財界オンライン / 2023年10月1日 11時30分
私の家系は祖父母や父が事業を営んでいる起業家一家でした。さぞかし裕福な暮らしをしていたかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
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明日も今日のような生活が送れるのだろうか?――。日々、不安を胸に抱く生活でした。そんな自分を支えてくれたのがこの言葉だったのです。小学生時代に父の愛読書でもあった科学雑誌『Newton(ニュートン)』でノーベル物理学賞の受賞者だった湯川秀樹先生の言葉でした。
この言葉を嚙みしめた私の価値観はガラリと変わりました。明日に対する不安を払拭するためにも、いまできることを精一杯やろう。今日を一生懸命に生きて一歩ずつ進んでいけば、数年後には見違えるほど成長した自分になっているはずだと。
起業のきっかけとなったのは東日本大震災でした。私はボランティアで現地に行ったのですが、1メートルでも瓦礫を片付けることができれば、救援物資を運ぶクルマが通ることができるという一心で必死に活動しました。
今は様々な社会課題をITで解決するビジネスを行っています。日本全体が、昨日より今日、今日より明日が確実に良くなるためにも1日を大事に生きていきたいと思っています。
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