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最高益更新のニデックに立ちはだかる中国減速懸念

財界オンライン / 2023年11月1日 15時0分

永守 重信・ニデック会長

注力する車載事業は今期も赤字が続く見込み

 最高益を更新しても、ニデック(旧日本電産)の株価下落が続いているーー。

 ニデックが2024年4―9月期の連結決算を発表。売上高1兆1606億円(前年同期比2.6%増)、営業利益1157億円(同20.1%増)、純利益1060億円(同22.4%増)と、中間期としては、売上、利益全てで過去最高を更新した。

 米国を中心に発電所の脱炭素に向けた産業用モーターが好調だった他、円安や構造改革による固定費の削減も寄与した。

 一方で気がかりなのは、同社が成長分野に位置づける電気自動車(EV)向けの駆動装置「イーアクスル」の台数が、中国で伸び悩んでいること。中国では急激な価格下落が続いており、車載事業は今期の黒字を見込んでいたが、年間約150億円の赤字となる見通しだ。

 こうした状況に、会長の永守重信氏は「今までは中国一辺倒でやってきたが、車載は戦略方針を変えた」と宣言。中国では製品の性能競争ではなく価格競争が続き、競合他社も含めて赤字が続いているとの認識を示し、今後は商圏を中国中心から欧米に拡大していく考え。

「価値を認めてもらえない競争はやるべきではない。いいものをたたき売りするようなことはしない。そういう注文はお断りし、(同社が基準とする)15%の利益が出るような形で競争に打ち勝っていく」

 今後は新たに再生可能エネルギーや航空宇宙分野へ参入。また、永守氏は今後の投資についても現在はインドに大型工場を建設中。さらに生産や販売拠点の分散化を見据えて、北米や欧州、そして、日本国内への投資を検討しているようだ。

 気になるのは、決算発表前の10月23日の株価(終値)は6700円だったが、翌24日には5995円まで落ち込み、25日には一時年初来安値となる5800円まで急落。投資家の中では、景気減速が鮮明な中国への先行き懸念が高まったようだ。

 それでも「これぐらいの程度で逃げていくようなことはしない。やる限りは世界ナンバーワンになる」と語る永守氏。市場の懸念を払しょくすることはできるか。手腕が問われている。

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