【外務省】得意の語学力を駆使 上川大臣の奮闘ぶりが話題に
財界オンライン / 2023年11月14日 15時0分
9月の内閣改造で着任した上川陽子外相の奮闘ぶりが目立っている。得意の語学力を駆使して各国外相と個人的な人間関係も着々と築いており、G7(先進7カ国)の外相同士の間で存在感を増しているという。
上川氏は米ハーバード大大学院を卒業後、米上院議員の政策立案スタッフを務めた経験もある国際派。これまで法相を3度務めるなど閣僚としての実績を積んできたが、「自らが一番やりたかったことは外交」(上川氏に近い自民党岸田派議員)といい、今は水を得た魚のように精力的に動いている。
外務省幹部によると、各国外相らとの会談では、上川氏が話す時こそ記録のため通訳を介すが、先方が話す言葉は通訳なしで直接聞き取り、ただちに返答の言葉を投げ返すスタイルを貫いているという。
賓客が来日した際の歓迎夕食会では、ほとんど通訳抜きで会話を楽しみ、「タイムリーな国際情勢を細かく織り交ぜ、実のある交流をしている」(同じ幹部)という。
上川氏にとって目下の懸案は、イスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘だ。日本はイスラエルだけでなく、パレスチナやそれを支えるイランと良好な関係を築いている。上川氏はこれを生かし、省内に「親イスラエルが多いG7の他国とは一線を画していい」と指示。中東周辺の各国外相と電話協議を重ねた末、11月初旬にはイスラエルや関係国の直接訪問にも乗り出した。
外務省関係者は「公表しないが、米国などから上川氏に水面下の問い合わせもある」と明かす。別の同省幹部は「前任の林芳正氏より腰が軽く、実務的に動くタイプ」と分析する。また、任命した岸田文雄首相側からは「官邸の指示も忠実に踏まえて動いている」(首相秘書官)と別の評価も受けている。
BNPパリバ証券チーフエコノミスト・河野龍太郎氏の提言「日銀は米欧の教訓を生かせるか」
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