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NTTデータグループ・本間洋社長を直撃!「「変わらぬ信念」と「変わる勇気」を大事にして」

財界オンライン / 2023年11月17日 11時30分

本間洋・NTTデータグループ社長

わたしが2018年の社長就任時から言い続けてきたことは『GETS』。グロース(成長)、アーニングス(稼ぐ力)、トランスフォーメーション(変革していく力)、シナジー(相乗効果)の四つの力を高めてきた。それが一定の成果を出してきた中で、最も大事にしてきたのが『変わらぬ信念』と『変わる勇気』だ。

『変わらぬ信念』は二つあり、わたしどもは電電公社内にデータ通信本部が設立(1967年)されて56年、NTTデータとして会社創立(1988年)されて35年間ずっと大事にしてきたことで、企業理念にもある「より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」ということ。これを一丁目一番地としてきた。

 もう一つは、われわれが「ロングターム・リレーションシップ」と呼ぶ、お客様との長いお付き合いによる信頼関係。これらをすごく大事にしてきたし、これからも大事にしていく。

 一方、『変わる勇気』は、もっと稼ぐ力をつけるということ。特に海外で質を伴った成長をし、デジタル対応力を高めなければならないということで、これを今、大胆かつスピーディに取り組んできている。

 例えば、コロナ禍の3年間を踏まえて、現在は働き方であったり、教育、医療、サプライチェーン(供給網)、あるいは自然災害であったり、いろいろな社会課題が浮き彫りになってきた。

 今までわれわれのビジネスというのは、特定の企業や業界の皆様にシステムやサービスをご提供するのが中心だった。もちろん、これはこれで今後も大事にしていくが、これからはもう少し、企業や業界、社会に横串を通したシステムや仕組み、サービスを提供することによって、いろいろな社会課題を解決していきたいと考えている。

 少し生意気な言い方になるかもしれないが、わたしはNTTデータにしかできないことがあると思っていて、複雑な社会課題は、そういった企業や業界、社会がつながらないと解決できない。そうしたものをご提供できる企業になりたい。

 当社もグローバル企業になってきたので、社会課題先進国と言われる日本において、そうした課題を解決し、世界が羨むようなシステムやサービスをつくり、それを海外に持っていくことによって、世界の課題解決に貢献できる企業になっていきたいと考えている。

(取材は9月25日に行われた)

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