『空調設備工事最大手』小島和人・高砂熱学工業社長 「環境クリエイターとして新たな成長を!」
財界オンライン / 2024年1月18日 7時0分
「当社は100年前、日本に暖房と換気しかない時代に誕生したスタートアップ企業で、温湿度コントロールや冷房・暖房の空気調和という分野を切り拓いてきた。次の100年も、お客様の期待以上の価値を提供することで成長していきたい」
2023年11月に創立100周年を迎えた高砂熱学工業。空調設備工事の最大手で、東京ドームや高輪ゲートウェイ駅、渋谷ストリームなど、様々な建物の空調設備を手掛けてきた。近年は半導体や製薬工場のクリーンルームなど、高度な清浄度や温湿度管理が求められる産業空調の需要が増加している。
次の100年に向けて、同社は自らのパーパスを『環境革新で、地球の未来をきりひらく』と定義。今まで培ってきた空調技術とエンジニアリング力を活かし建物環境のみならず、地球環境に貢献する「カーボンニュートラル事業」の基盤づくりに取り組んでいる。
同社は1996年から、水から水素をつくる水電解装置の開発に取り組んできた。太陽光などの再生可能エネルギーで水を電気分解して取り出した水素を貯め、非常時に水素由来のクリーンエネルギーをつくる『地産地消エネルギーの創出』に力を入れており、実際に、北海道石狩市の厚田地区でマイクログリッドを導入・運用している。
「これまでは建物の省エネなど、建物をキーワードに成長してきた。これからの100年は建物に加えて、EMS(エネルギー・マネジメント・システム)を中心に、『環境クリエイター』として、地球の未来をきりひらいていく存在でありたい」
入社後初めて手掛けたプロジェクトが、1985年に竣工した東京・青山にあるホンダの本社ビル建設だった。しかし、同ビルはすでに解体が決まっており、一抹の寂しさもあるという。
「時代が変わるのは当然のことなので、新しい需要を開拓していくしかない。従来の延長線上にある建設現場のエンジニア集団ではなく、カーボンニュートラルの実現に向けて、意識を変え、行動を変え、結果を出していく集団になりたい」
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