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【ゆかいな仲間】慶應幼稚舎同級生

財界オンライン / 2024年2月13日 15時0分

左から 廣瀬光雄(マベリックジャパン代表取締役) 山内健至(岳精流皆伝師範) 小坂敬(小松ストアー代表取締役) 渡邉容(内科医師) 山田光重(白銅常務取締役) 山田祐次(元白銅会長) 木村太郎(ジャーナリスト)

わたしたちは慶應義塾幼稚舎時代からの同級生です。

 コロナ禍など様々な理由があり、最近なかなか全員が集まる機会がありませんでしたが、久々にこうして銀座「小松バー」に集まることができ、話に花が咲きました。

 全員が幼稚舎の1年生で最初に出会ってから、約80年経過しました。お互いに全く違う人生を過ごしてきて、語り合ってお互いの体験を分かち合い、それぞれが好きに生きてこられた幸せを感じ合っています。

 この集まりは私たちの大きな力となり更なる活躍ができると言う確信が持てた気がします。集まって報告し合う度に影響を受け合い、さらに満足のいく生き方を模索しています。

 今回、長い闘病生活中の山田君が久しぶりに参加してくれたのは、皆の限りない喜びです。まだ療養を続けていますので行動には制限がありますが、山田君に元気が出ることを全員が願っています。

 廣瀬君は毎日忙しく、今日も沖縄への出張の帰りで羽田空港からこの集まりへ駆けつけてくれました。彼は今でも世の中の動きに敏感に反応し、それに持論を加えて話すので、わたしたちは毎回彼の話を聞くのが楽しみです。

 今回もイーロン・マスクのスペースXのロケット技術がNASAより先を行ってしまっていることを指摘し、日本がその遥か後ろにいることを嘆いていました。木村君もすぐにその話題に乗り、ロケット技術の話をしてくれました。

 この同級生の集まりは一般の話題、人生の話題を遮りなく話ができる貴重な仲間です。言葉にせずとも分かり合える空気が流れます。

 全員考え方が違いますし、それを一つにまとめる気は誰もありません。お互いに違いを尊重し合い、決して貶すことはありません。

 木村君は幼稚舎の頃から独りが好きで、集合写真も一人だけ舌を出して反抗的な表情をしていたことを思い出し、皆で懐かしく笑い合いました。当時、からかったりはしましたが彼の行動を嫌がる仲間は一人も居ませんでした。

 幼稚舎に居る時は全く意識していませんでしたが、お互いの人間関係が他では見られない一体感があったと思います。

 その大きな要因は、同じ先生が1年生から6年生まで務められるからだと思います。戦時中でもありましたので、担任は複数回変わりました。

 振り返ってみると、最後の2年を担任した新卒の川崎先生が自らの行動でわれわれの関係を作り上げてくださった気がします。

 80年近く経った今でも集まると、幼稚舎のある天現寺の景色が昨日の様に目に浮かびます。

 これからも体が許す範囲で皆それぞれの活動に精を出し、また節目に集まって、お互い良い報告ができることを楽しみにしています。

(小坂記)

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