GMOインターネットがAIをテーマにテック交流イベントを開催
財界オンライン / 2024年2月15日 7時0分
「2024年は人とサルくらい大きな違いを生む1年になる。それくらいAI(人工知能)に関心を持ち、AIの進化についていかないと、人はサルに逆戻りしてしまうのではないか」
こう語るのは、GMOインターネットグループ代表の熊谷正寿氏。
GMOインターネットグループが1月26日、都内でテック交流イベント『GMO 渋谷 FUTURE 2024』を開催。AI研究の第一人者である東京大学大学院教授の松尾豊氏が特別講演を行うなど、AIをテーマにしたトークセッションなどを実施した。
熊谷氏は今後、全ての人々が人と同様の知識や能力を持つ『AGI(Artificial General Intelligence=汎用人工知能)』や、人の知能を超えたレベルの知能を持つ『ASI(Artificial Super Intelligence=人工超知能)』に関心を持つべきだと指摘。AGIが更に進化したのがASIで、来たるAGIやASI時代の到来を見据えて、対応することの必要性を訴えた。
「人間の倫理観を逸脱せず、社会を豊かにするために、どうAIを使っていくのか、これから10~20年で問われてくる」と話す松尾氏に対し、熊谷氏は「生成AIはこんなことや、あんなことができると議論するのは昨年でお終い。ダーウィンの進化論が示す通り、強い者が生き残るわけではない、変化に対応した者だけが生き残る」と話した。
GMOインターネットグループは、インターネットが普及し始めた1995年からインターネット事業に参入。現在はインターネットインフラから広告、金融、暗号資産など、様々な事業を展開する同社だが、今後は生成AIの活用が同社の成長のカギを握ることになりそうだ。
経済同友会副代表幹事・峰岸真澄「例えば、シニアの労働参加を促すため、短時間でも働けるような働き方の柔軟性が必要」
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