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ゴジラ映画の進化─「ゴジラ」のIPビジネスに注力する東宝

財界オンライン / 2024年4月8日 18時0分

©2023 TOHO CO.,LTD.

北米公開の邦画実写映画で1位

 映画賞『第96回アカデミー賞』で『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』が視覚効果賞を受賞した。昨年11月3日から公開中の同作は、今年3月17日時点で、国内観客動員420万人、興行収入64.1億円を超えた。

 同じく北米においても、今年2月1日までの63日間の上映期間で、最終興収は5641万ドル(約84億9300万円)、全世界累計の興収は160億円を突破。

 この興行成績は、これまで北米で公開された邦画実写映画の興収記録を大きく塗り替え、歴代1位。さらに北米における外国語実写映画の中でも歴代興収3位を記録。言語の壁を超え世界各地で人々の支持を得ている作品ということである。

 ゴジラの作品は第1作目が1954年に公開されてから今年で70周年。社長の松岡宏泰氏はゴジラシリーズのこれまでのロングヒットの理由を、「ヒットの理由の真実は誰にもわからないが、ゴジラシリーズはアレンジ映画がたくさんありバラエティに富んでいること、かつドラマ性があるので毎回見る度に違うことでは」とIP(知的財産)ビジネスの多様性を挙げている。

 本作品の上映も、今年に入りモノクロ映像版にアレンジした『ゴジラ-1.0/C(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)』での上映が決定し、1月12日から上映が開始された。

 モノクロ版は〝初代ゴジラ〟を彷彿させ、色の情報がない分よりリアルにより怖いゴジラを体感できるとしている。ただ単に本編をモノクロ化するのではなく、別作品として楽しむことを前提に山崎貴監督が時間をかけ、様々な部分に調整をかけた作品となっている。

 違う楽しみ方で二度楽しめる今回の『ゴジラ』シリーズの興行。当初1月下旬までの上映予定が大ヒットによりまだ公開が続く模様。一体どこまで興行収入が伸びるのか─。

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