三井不動産の築地市場跡地開発 「多機能スタジアム」軸に集客
財界オンライン / 2024年5月21日 18時0分
「日本の国際競争力を左右するプロジェクト」
「これからの東京、日本の国際競争力を左右する、大変重要なプロジェクト」と話すのは、三井不動産社長の植田俊氏。
【あわせて読みたい】三井不動産「神宮外苑再開発」の将来像、「誰もが自由に憩える場所に」
2024年5月1日、三井不動産は、同社が代表企業を務める「築地地区まちづくり事業」の概要を発表した。築地市場跡地の約19ヘクタールという広大な敷地の再開発で、他にトヨタ自動車グループの不動産会社・トヨタ不動産、読売新聞グループ本社など11社が参画。
総事業費は約9000億円で、多機能型スタジアムやオフィス、商業施設、MICE(国際会議・展示会・研修など)施設、ホテル、住宅など9棟を開発。土地は東京都が70年間の定期借地で三井不動産連合に貸し出す。スタジアムなど7棟は2032年度、オフィス棟は2034年度の完成を見込む。
中核は多機能型スタジアム。野球、サッカーなどのスポーツの他、コンサートやコンベンション、エンタメショーも開催できる。用途に応じてフィールド、客席の形を変えることが可能。
読売新聞グループ本社の参画で読売巨人軍の本拠地を移転させるのではないかという見方もあるが、社長の山口寿一氏は「移転を前提に検討していない」と話す。本拠地移転は関係者の合意が必要で読売の一存では決められないとのことで、国内のプロ野球の試合開催もハードルが高い。ただ「国際試合の開催は考えられる」(山口氏)と話す。
また、トヨタ不動産の参画で「空飛ぶクルマ」など、多様なモビリティの拠点となることも期待される。築地をハブとした「舟運ネットワーク」の構築で東京湾岸の活性化につなげる。
2040年代の開発が見込まれる「臨海地下鉄」構想もあり、潜在力の高い立地。国内外から人を呼び込み、東京の国際競争力を高める施設として発信できるかが問われる。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「スタジアムに留まらない賑わいをつくる」 DeNAが進める“スポーツを軸にした街づくり”
財界オンライン / 2024年7月19日 7時0分
-
仲が良すぎる小池百合子と三井不動産…都知事選後も残る素朴な疑問(元木昌彦)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月14日 9時26分
-
『がんばれ!スタジアム presented by 三井不動産』開催!TEAM JAPANが街全体を彩る『日本橋シティドレッシング2024』も同時開催
PR TIMES / 2024年7月4日 18時15分
-
東京都知事選の選択肢に「小池百合子」はない【ラサール石井 東憤西笑】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月4日 9時26分
-
都知事選で「都内の"不動産価格"」今後どうなる? 「住宅や再開発政策」はもっと争点になるべきだ
東洋経済オンライン / 2024年7月2日 13時0分
ランキング
-
1イタリア人が営む「老舗ラーメン店」の人生ドラマ 西武柳沢「一八亭」ジャンニさんと愛妻のこれまで
東洋経済オンライン / 2024年7月22日 11時30分
-
2なぜユニクロは「着なくなった服」を集めるのか…「服屋として何ができるのか」柳井正氏がたどり着いた答え
プレジデントオンライン / 2024年7月22日 9時15分
-
3円安は終わり?円高反転4つの理由。どうなる日経平均?
トウシル / 2024年7月22日 8時0分
-
4ウィンドウズ障害、影響続き世界全体で2600便欠航…損害は1600億円を超えるとの見方も
読売新聞 / 2024年7月22日 11時16分
-
5日本企業が「20年で世界から没落した」2大理由 日本企業の「現場」で"何が"起こっていたのか
東洋経済オンライン / 2024年7月22日 9時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)