東日本銀行頭取・助川和浩「創業100周年、『中小企業のトータルパートナー』として顧客の悩みに応える」
財界オンライン / 2024年6月14日 11時30分
当行は2024年4月に100周年を迎えた。そのタイミングでの就任は責任が重いと感じる。先輩方が築いた、この銀行を良い方向に持っていかなければいけない」と話す。
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折しも、24年3月に日本銀行がマイナス金利を解除し、再び「金利の付く時代」が戻りつつあるが「正常化に向けた第一歩。いい方向に向かっている」。
預金金利の引き上げで個人顧客に金利の還元ができ始めた一方で、東日本銀行の主要顧客は中小企業。貸出金利の引き上げが経営に響く企業も中にはある。「それぞれのお客さまの体力や事情をお聞きしながら対応していく。一方、新たな融資はお客さまに寄り添って丁寧にご説明し、ご理解いただけるようにしたい」と話す。
今、コンコルディア・フィナンシャルグループ全体で力を入れているのは「ソリューション」。東日本銀行は自行を「中小企業のトータルパートナー」と位置づけている。「お客さまの身になって聞き取りをして、最もいい提案をすることが大事」
そこで助川氏が重視するのが「人」。顧客の要望を聞き取り、提案ができる〝人財〟に育てていけるかが問われる。「差別化を図る上で『人』が重要」だと話す。
東日本銀行は機動力のある営業で定評を得てきた。助川氏自身も「飛び込み営業」に抵抗がない。それは「私自身、先輩だけでなくお客さまから教わってきた。そうした文化は引き継がれており、行員は知らず知らずに学んでいる。これは我々の強み」。
18年に不適切融資で業務改善命令を受け、一時は2期連続の最終赤字を計上するなど苦しんだ。だが、前頭取の大石慶之氏や助川氏ら経営陣、行員の意識の変化もあり、3期連続の最終黒字と成長軌道に戻った。「上にモノを言える組織を作り込んでいくことが重要だと実感した」。
司馬遼太郎の『坂の上の雲』が愛読書。「ボリュームではなく質で、一生懸命に仕事をして、お客さまに『よくやってくれているな』と思っていただける銀行があったらいいな」と思い、東日本銀行を志望。その「夢」の実現に汗をかく日々だ。
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