第1回上映から70年 いまだゴジラ人気の続く東宝
財界オンライン / 2024年6月20日 7時0分
東宝の『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』の興行収入が上がり続けている。映画賞『第96回アカデミー賞』で視覚効果賞を受賞し、現在も観客数が増加。今年3月17日時点での国内観客動員は420万人、6月4日時点で興行収入は76億円。いまだ映画館での上映は続きその数は伸び続けている。
ゴジラは1954年に第一回が上映されてから、国内30作品、アニメ3作品、海外5作品、テレビアニメ1作品、全39作品が出ている。水爆実験や環境問題、核戦争、原発など、時代に合わせて常に新しい社会メッセージが込められている映画作品であり、単なる怪獣映画ではないことが人気の理由。
2004年には「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」に、日本のキャラクターとしてゴジラのみが登録されていることを考えると、既に世界的なキャラクターになっているといえよう。2016年『シン・ゴジラ』の大ヒットをきっかけに、キャラクタービジネスをさらに拡大するため、同社は新たにゴジラのブランド観を明確に定義。この定義に沿ってゴジラのIP(知的財産)ビジネスが展開されることとなっている。
ゴジラのIPビジネス拡大の動きは行政機関にも広がる。東京都庁とのコラボレーションで、今年4月末からゴジラのプロジェクションマッピングが都庁舎で上映。ゴールデンウィーク時には6万人を動員した。都庁は無料展望台があることから多くのインバウンド客が訪れる観光スポットで、訪れる人に日本を代表するキャラクターとして訴求し、認知度の向上と更なる人気の上昇が期待される。
70年に渡り愛されてきたゴジラ。日本を代表するキャラクターとして国や世代を超えてさらなる認知拡大のためには、今後のブランドマネジメントが非常に重要になってくる。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
映画『コナン』興収149億円に迫る! 公開から2ヶ月経過
ORICON NEWS / 2024年6月17日 16時18分
-
ブラジルで『AKIRA』はやらせた日系3世の挑戦 今年は『ゴジラ-1.0』や『君たちは』の配給も
東洋経済オンライン / 2024年6月17日 13時0分
-
【山田尚子監督・最新作】 オリジナル長編アニメ映画『きみの色』ノベライズ 7/12発売決定
PR TIMES / 2024年6月8日 22時40分
-
映画『コナン』初の観客動員数1000万人を突破 興収の勢い落ちず再び新記録に東宝歓喜「どこまで記録を伸ばすのか」
ORICON NEWS / 2024年6月3日 12時8分
-
コナン映画新作、興収135億円突破 3世代のファンを離さないコンテンツの“トリック”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月27日 8時10分
ランキング
-
1不当な減額、発注元800社=建設や自動車など―経産省の下請け調査
時事通信 / 2024年6月21日 19時31分
-
2認証不正問題、本当に悪いのは国交省とトヨタのどちらなのか…欧米で使われる「アンフェア」の本当の意味
プレジデントオンライン / 2024年6月21日 16時15分
-
3円安によって多くの日本人は再び豊かになる 今の円安に対して過剰に反応してはいけない
東洋経済オンライン / 2024年6月21日 9時30分
-
4コカコーラを日本一売った男の「営業力」の源泉 「雨風に曝され、つらい外回り」に先輩の教え
東洋経済オンライン / 2024年6月21日 18時0分
-
5年金月20万円のはずが…定年後も働く65歳、心穏やかな「出戻り社員」のもとへ年金機構から〈戦慄の通知〉が届いたワケ【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月21日 11時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください