ドキュサイン・ジャパン社長・竹内賢佑が語る「IT投資の新潮流〝CLM〟 契約業務を起点にビジネス変革を」
財界オンライン / 2024年6月17日 11時30分
情報システムの進化は、時にビジネスのあり方を大きく変えます。過去を振り返れば、ERPやCRMの登場と普及は、企業活動の情報を一元管理して経営資源を効率的に活用したり、データを基に顧客との関係を強化したりといった取り組みを現実のものにしました。こうした流れの延長上で、多くの企業のビジネスをアップデートし得る新たな業務システム分野が、CLM(契約ライフサイクル管理システム)です。
デジタル化の遅れが指摘されがちだった日本企業においても、数年前から多様な働き方に対応できる業務環境を整え、事業の継続性や生産性を向上させるべく、多方面でIT投資が進みました。ビジネスの根幹である「契約」に関わる業務も例外ではありません。「ハンコ文化」という言葉に象徴されるように、従来は紙に捺印するアナログなプロセスが根強く残っていました。しかし多くの経営者が、オフィスに出社しなければ処理できないのは経営上のリスクだと認識し、電子署名を活用した契約業務の電子化が一気に進みました。
ただし、契約業務の電子化は電子署名の導入がゴールではありません。その先に、もっと抜本的かつ網羅的に契約プロセスを効率化し、最適化できる可能性があるからです。
私たちはCLMを「契約書の作成からレビュー、締結、保管、更新、破棄に至るまでの一連のプロセスをシームレスに管理するプラットフォーム」と定義し、それを実現するのがDocusign CLMです。
契約を結ぶ際の会社間の交渉、社内調整や意思決定には複雑なプロセスがあり、関わる部署も多岐にわたるため、多くの企業が相当の時間をかけて進めています。これまで、契約を軸にしたこれらのプロセスを俯瞰して統合的に管理できるプラットフォームはありませんでした。
しかしCLMを活用すれば、契約プロセスを統合的に可視化した上で、部署間・企業間の連携を促進し、契約締結までのリードタイムを大幅に短縮することができます。
今まで契約の発生から締結まで平均で3カ月かかっていたのが、1週間で完結したらどうでしょうか。調整にかかる時間や業務負荷の「無駄」を排除してリソースを最適化できますし、ビジネスのサイクルが早くなることは競争力に直結する強みです。さらに、契約を一元的に管理することは、リスク管理やコンプライアンスの強化にもつながります。
Docusign CLMは、単なるポイントソリューションではなく、契約ライフサイクル全体を効率化するプラットフォームであり、外部システムとシームレスかつ容易に統合できることは優位性のひとつです。また、契約業務におけるAI活用についても、契約分野で20年以上の実績を持ち、その中で膨大なデータを蓄積してきたドキュサインは、唯一無二の存在と言えます。
CLMの導入は欧米企業が先行していますが、日本でも普及拡大の兆しが見えています。重厚長大型産業でも、契約プロセスのボトルネックを放置するリスクに気づき始めた企業は、CLMへの投資に本腰を入れ始めています。CLMも、ERPやCRMが市民権を得て多くのユーザーのビジネス変革に貢献したのと同じような推移をたどっているのです。
多くの日本企業がより踏み込んだ契約プロセスの改革を実現し、ビジネスをもう一段アップデートできるように、当社はCLMの啓発と提案に注力していきます。
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