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サトーホールディングス社長グループCEO・小沼宏行「モノや人に情報を紐づける『タギング』で お客様に必要とされ続ける会社を目指していきたい!」

財界オンライン / 2024年7月31日 7時0分

サトーホールディングス・小沼宏行社長グループCEO

省人化や省力化などに寄与

 人手不足や原価上昇に伴う製造原価の低減、環境への対応など様々な経営課題に直面する中、当社のバーコードやQRコードに代表される二次元コード、RFID(無線周波数識別)などの自動認識ソリューションに対する引き合いは増えています。

 当社の役割は「タギング(タグ付け)」と呼ばれる、これらの自動認識デバイスを使って、あらゆるモノや人に情報を紐づけ、業務やモノの動きなどを可視化し、それらを最適化させることです。省人化や省力化に寄与することに加え、製品のトレーサビリティ(追跡可能性)や食品の賞味期限の管理などにも活用することができます。

 こういったソリューションは業界や業種を問いません。どこも現場の生産性向上を目指し、環境にも対応していかなければならないからです。当社は市場をリテール(流通)、マニュファクチャリング(製造)、フード(食品)、ロジスティクス(物流)、ヘルスケア(医療)の5つの分野に分けていますが、今後もそれぞれの領域をいま以上に深掘りしていきたいと考えています。

 それができるのも、当社がプリンターやラベルなどの開発から保守まで行うメーカー機能を有していると共に、シールやラベルといった消耗品を生産する機能も持っているからです。この両方を手掛けているのは当社だけです。

 さらに、当社の最大の強みが「現場力」です。この現場力とは営業の担当者がお客様の現場にまで直接足を運び、現場を直接見て、お客様が何に困っているかを見出して改善策を提案するというもの。もし最適なものがなければ自分たちでゼロから作ります。ですから、お客様とは長くお付き合いさせていただいていることになります。


社是「あくなき創造」を今後も

 当社は1940年に竹材加工機からスタートし、スーパーの商品に値札を付けるハンドラベラーを作り、今ではICタグなどから多くの情報を格納できるようになりました。こういった自動認識技術を物流や生産システム、マーケティング情報にも活かしていただくようになっています。時代の変化と共に当社のソリューションもビジネスモデルも変わっていくのです。

 あくなき創造─。創業から80年以上にわたり、当社はこの社是を実践してきました。今後も社会から必要とされる会社として挑戦を続けていきます。

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