1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

申真衣・GENDA社長の 「人生の転機」【共同創業者・片岡尚との出会い】

財界オンライン / 2024年9月11日 11時30分

共同創業者・片岡尚との出会い

当社はGENDAというM&Aを成長戦略の軸としたエンターテイメント企業です。グループ内の主な事業として、全国で300以上のアミューズメント施設「GiGO」等を運営しています。

 わたしの転機はやはり2018年に起業をしたときです。

 そのころまでのわたしは、絶対に浪人も留年もしたくない、新卒で入社し11年間勤務したゴールドマン・サックスでは、誰よりも早くマネージャーに着任したいなど、とにかく立てた目標やゴールへ「早く行くこと」を大事に生きてきました。寄り道を一切せずに、最短距離を目指す生き方に重きを置いていたのです。

 そんなときに、『ライフ・シフト』という本を読んで、これからは人生100年時代に突入すると。100年あるなら、わたしは80歳まで働きたいなと思いました。

 スピードを重視する外資系金融企業では、40代で一つのピークを迎えるようなキャリアが一般的です。自分がそこで80歳まで働くという姿を想像することはむずかしかった。

 100年と考えると人生は長い。長い人生をどれくらい楽しめるかが大事なことだと、自分の考え方が大きく変わりました。

 そんなことを思っていた矢先に、当社の会長・片岡尚に出会ったのです。「一緒に世界一のエンターテイメント企業をつくろう」と言ってもらい、面白そうだなと思って、会ったその日に一緒に起業することに決めました。

 実はこれまでの自分を客観視した時に、目標の立て方が現実的で保守的すぎるという問題意識もありました。当時、片岡の言う「世界一」というのは自分にとっては大きすぎる目標でしたが、それくらい大きな目標のほうが遠くに行けると思ったのです。

 GENDAを起業して6年、昨年上場を果たしました。経営者はいろいろな能力が必要だと実感していますが、一人ですべてを満たす必要はないとも思っています。自分とは違う得意なことを持つ人たちと、それぞれが補い合える関係性をつくることが大事だと感じています。また、リーダーシップは経営とすごく良く似ていて幅があります。わたしは大きな声で皆を引っ張っていくタイプのリーダーではありませんが、「分からないことは聞く」「他者を尊重する」そんなことを大切にする自分らしいリーダー像を思いながら、日々経営にあたっています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください