川崎重工が羽田にイノベーション施設 産官学連携で水素、ロボット技術開拓
財界オンライン / 2024年11月29日 7時0分
「社会課題解決のDNA」
「社会課題を皆様と共に変えていく〝場〟をオープンした」と話すのは、川崎重工業社長の橋本康彦氏。
2024年11月6日、川崎重工は、東京・羽田にイノベーション共創拠点「CO-CREATION PARK KAWARUBA(カワルバ)」を開設した。
川崎重工が、この施設で目指すのは「水素を使ったカーボンニュートラル」と「ソーシャルロボットを使った高齢化、人口減少などの社会課題解決」。
同社の創業者・川崎正蔵は2度の海難事故に遭った経験から、安全に運航できる船をつくるために起業。「社会課題解決のDNAがある」(橋本氏)。その後、造船、鉄道、飛行機などに事業領域を広げてきた。
さらに無資源国・日本でエネルギー輸送に注力。今は「次に運ぶべきもの」(橋本氏)として「液化水素運搬船」を開発した。
東京都、大田区、そして近隣の神奈川県川崎市は水素エネルギーの利活用拡大に向け連携協定を結んでいる他、川崎市にはJFEスチールの高炉跡地を水素の受け入れ基地とすべく整備が進む見通し。川崎重工はカワルバを活用して水素の研究を深め「カーボンニュートラルを加速させていきたい」(橋本氏)という考え。大田区や日本空港ビルデングの連携も始まっている。
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さらに「ロボット社会実装のスタートの場」でもある。川崎重工は産業用ロボットで培った技術を生かして、自動PCR検査システムや、手術支援ロボットボット「hinotori」の開発などを手掛けてきた。今後は自動配送ロボット、ヒューマノイドロボット、「空飛ぶクルマ」など、人手不足解消などに向けたロボット開発を進める。
連携の深化で、水素、ロボットの社会実装を進められるかが問われる。
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