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≪ この時期、気になるトップの言葉 ≫ 小路明善・アサヒグループホールディングス会長

財界オンライン / 2025年1月20日 11時30分

小路明善・アサヒグループホールディングス会長

混乱期を生き抜く経済人の『使命と覚悟』 『国益を高める原点・源流は「人」』


「自国ファーストという動きが世界各国でより鮮明になってくる多極化時代の中で、民間企業の経済活動を通じ国同士の関係を強化する"経済外交"が重要になるのではないか」

 戦争、紛争や政治的な思想で世界の分断が顕著となる中で、それをつなぐのは民間活動による経済人だと語る小路氏。

 アサヒグループホールディングスも海外売上比率は全体の半数を超え、各国とのつながりの中で共存共栄をはかる経営を推進してきた。2024年12月期は売上高前期比7%増の2兆9500億円を見込む。国内ビール市場においてトップブランド商品である同社の『スーパードライ』は、世界中の人々に親しまれている。

 世界は政治的な対立が深まる中で、グローバル市場経済はより活性化。日本も長らく続く円安や、人口減を見据え企業が海外進出を強めている。

 そのような現実の中で、国を超え、お互いの国に利益をもたらす経済活動を通じた"経済外交"が、大事な役割を果たしていくことになる。また、そこで働く経済人の社会的使命、役割はますます大きくなるだろう。

「経済外交や国と国との関係においても、この原点・源流は、やっぱり『人』。物的資源がない中でこれからの日本は、人を含めた無形資産をいかに成長させ強化していくかが重要になる。幼児から生涯まで学び続けるという『全世代型教育システム』ということを、日本の文化にしていくことが大事」と強調する小路氏である。

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