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2期連続赤字のワコールHD 黒字化に向けてECを強化

財界オンライン / 2025年1月20日 18時0分

EC事業を強化

「今は膿を出し切り、収益改善に向け社内でのオペレーションや商品管理の見直しでコスト削減をはかっているところ」ー(関係者)。

 2期連続の赤字が続く婦人下着大手のワコールホールディングスが次の一手を打ち出している。国内外でコロナ禍以降、量販店の実店舗売上は長らく低迷が続く。その要因には安価な商品を展開するカジュアル衣料のユニクロが下着に参入したことで、安さを重視する顧客が流れているということもある。

 ユニクロでは通常の下着も揃えるが、人々の生活様式の変化の中でトップス生地とカップが一体となった『ブラトップ』がワイヤーなどによる締め付けのない着心地で人気を得ている。

 これに対し、ワコールでも下着屋が本気でつくったブラトップと表し、『シンクロブラトップ』を開発・販売。価格競争ではユニクロには太刀打ちできないと考え、下着専門店ならではの機能性を高めた商品で対抗。シリーズ累計出荷枚数は100万枚を突破し、24年5月~7月の出荷枚数は前年比285%を達成するなど、健闘している。

 ワコール実店舗での販売は不振が続くものの、EC販売は好調だ。ECを後押しする背景には、ワコール店舗で実施している3Dボディスキャンのサービスが寄与。店舗でボディサイズを3Dで測ることができる無料のサービス。3D映像で全身18カ所の数値が取れ、自分のボディデータをアプリに記録できる。

 これにより、適切なサイズがわかり、来店不要で試着をせずにECで購入する顧客が増加。これまで女性が下着を購入するには、店舗に出向き、いくつか試着しながら自分の身体に合ったものを選ぶ方法が一般的だったが、時間も労力もかかるこの方法は心理的ハードルも高く、根気がいる行動であった。女性の社会進出が進み、一層タイパ重視の世の中で、そのストレスを取り除くのがこの3DスキャンとEC販売というわけだ。

 同社は今後も利益率の高いEC販売を成長ドライバーとして強化していく方針。新たな付加価値の創出で赤字脱出が急がれる。

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