1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

坂根勝幸・ウィル社長の 「人生の転機」【創業者との出会い】

財界オンライン / 2024年12月28日 11時30分

坂根勝幸・ウィル社長

当社は兵庫県宝塚市に本社を構える不動産企業です。祖業である不動産の売買仲介を軸とし、『中古住宅×リフォーム×ファイナンシャルプランニング』をワンストップで提供しております。また、新築分譲、広告代理、コンサルティング、人材、教育、家具販売と業容を拡大。創業30周年の節目となった2023年度は売上高が初めて100億円を突破するなど、業績も堅調に推移しています。

 さて、わたしの人生のターニングポイントは、創業者の岡本俊人に出会い、当社に入社したことです。

 わたしは高校3年生まで柔道に熱中し、大会での優勝を目標に練習に励む日々を送りました。

 一方、大学時代はサークルやアルバイトに勤しみ、特に目標は持たず、人との関わりの中で楽しく充実した日々を送りました。就職活動の時期が到来すると、さて、どんな社会人生活を送りたいか? と自問。やはり、しんどいけど目標に向かって頑張っていた高校時代のように、懸命に仕事をして何かを掴む面白い人生にしたいと思いました。

 そんな時、たった20人程で「日本一になる!」と大真面目に学生に語る創業者に出会ったのです。こんな小さな会社が日本一になろうとするなんて相当しんどいだろうな。でも、なんかワクワクする! その直感を信じ、1997年、わたしは新卒2期生として入社しました。

 入社後は七転八倒。不動産の仕事は簡単ではない上に、不器用なわたしは一つのことを習得するのに時間を要しました。多くの失敗もしましたが、「失敗は挑戦している証拠や!」と、岡本に言われました。新人時代に言われたこの言葉は、その後のわたしの指針となりました。

 今から10年前、40歳で代表のバトンを受け取ったときが、第二の転機と言えます。艱難辛苦を乗り越えた経営者の経験値、判断基準などを惜しみなく授けてくれた岡本には本当に感謝しています。しかし、カリスマ性のある創業者のようにはなれないし、コピーになるつもりもありませんでした。自分の理想の社長像を、試行錯誤と挑戦の繰り返しの中で創ってきました。

 実は、当社の社員はほとんどが新卒です。平均年齢も29歳と若く、失敗は日常茶飯事ですが、挑戦しているんだなと思い、見守っています。

 そんな若い社員が多い当社では、社員同士のコミュニケーションを何より大切にしています。年に4回の社員旅行や内定式を兼ねた運動会など行事も多く、社内にはバースペースもあります。役職や部署の垣根を越え、相互理解を図り、信頼関係を構築。こうした取り組みが業績に与える影響は小さくありません。

 企業は〝人〟。自社に合う人材を採用し、大切に育て、一人ひとりが面白い人生を送ることができる土壌づくりが、わたしの役割だと思っています。

小野圭一・J.フロント リテイリング社長の「人生の転機」【小売業の魅力に気づいたテレビの企画】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください