総額3145億円を投資 積水化学が「曲がる太陽電池」を事業化へ

積水化学のペロブスカイト太陽電池

デスク「積水化学工業（加藤敬太社長）が『曲がる太陽電池』の事業化を決めたね」

記者「フィルム型の『ペロブスカイト太陽電池』の開発、量産技術に取り組んできましたが、経済産業省の『GXサプライチェーン構築支援事業』の採択が決まりました。設備投資などで総額3145億円を投資しますが、そのうち約1572億円を補助金で賄うことができます」

デスク「ペロブスカイト太陽電池の特徴は？」

記者「『軽量、柔軟で様々な場所への設置が可能』（積水化学工業社長・加藤氏）です。また、国内の技術、素材で生産できるため、経済安全保障上も期待されています。実証実験としてG7広島サミットへの展示や東京都の下水処理場や港湾施設、三菱UFJ銀行の店舗への設置を進めています。『オールジャパン』での取り組みに向けた新会社も設立するなど、スピード感を持って事業化したい考えです」