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パソナグループ・南部靖之代表の地方創生実践論「今後はウェルビーイングで新たな産業づくりを!」

財界オンライン / 2025年1月27日 18時0分

パソナグループ・南部靖之代表

ウエルビーイングな社会を発信していく!


 ー 改めて、パソナグループが淡路島に本社機能を移転して4年が経ちましたけど、南部さん自身として、今はどういう思いでいますか。

 南部 わたしは二つの人生を歩ませてもらったと思っています。一つはこれまでの東京での生活、そして、もう一つは淡路島での生活です。

 東京は時間に追われて、なかなか自分の時間を確保できませんが、淡路島に来ると時間的な概念が大きく変わりました。何て言うか、忙しくて自分たちが時間に料理されるのではなく、時間を料理するような感覚なんですね。

 ー なるほど。自分が主導性をもって時間を料理する。

 南部 ええ。淡路島では時間があるから、いろいろな人たちとコミュニケーションもとれますし、仕事が終わったら畑作業をしたり、友達とゆっくり話をすることができる。まさに自然との共生で、こうした形で有効な時間の使い方ができるとは、淡路島に来るまでは全然考えつかなかったことですね。

 ー 淡路島での生活は仕事をする上での発想もかなり変わったと思うんですが。

 南部 それは大きく変わりました。われわれは淡路島へ来て、人間は自然に生かされている存在なんだということに気づきました。ですから、持続可能なビジネスモデルを考えたら、これからはテクノロジーを活用しながら自然との共生を考えるべきだと思うんです。

 そういうことで近年、われわれが掲げているのは「Well-being(ウエルビーイング)」だと。今までの50年間は人材サービスを行ってきましたけど、これからの50年はアウトソーシングや雇用もつくりながら、新たなウエルビーイング企業になりたいと考えています。

【新しい成長を遂げる!巳年生まれの企業トップたち】三菱UFJ銀行頭取 半沢淳一さん

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