【外務省】秋葉国家安全保障局長が退任 後任に岡野外務事務次官
財界オンライン / 2025年2月4日 15時0分
外務省出身の秋葉剛男国家安全保障局長が1月、3年半に及んだ国家安全保障局長を退任し、政府は後任に岡野正敬外務事務次官を選任した。同省は、警察庁との「局長ポスト」争いを再び制したことに胸をなでおろしているが、それ以上の痛みを感じているのが、10年近く日本の外交を引っ張ってきた秋葉氏の引退だ。
国家安保局は、日本の外交と安全保障を複合的に統括する国家安全保障会議の事務局だ。秋葉氏は外務次官を戦後最長となる3年5カ月間務めた後、2021年7月、間髪入れずに国家安保局長に就任。以降、安倍、菅、岸田の3政権の外交安保政策を支えてきた。
秋葉氏は、岸田文雄前首相が退任の意向を明らかにした昨年8月ごろから、年齢などを理由に「辞めたい」と周囲にこぼすようになった。10月に就任した石破茂首相は強く慰留したというが、翌月にトランプ氏が米大統領に返り咲くことが決まると「新しい局長で米新政権と向き合う絶好のタイミングだ」などとして、官邸に不退転の辞意を伝えたという。
今の外務省内には秋葉氏が局長を離れることへの空虚感が漂っている。米国のトランプ政権に太いパイプを持つだけでなく、昨年は中国の王毅外相と半日近く会談する機会を作るなど「米国や中国、韓国といった重要国の人脈で右に出る人物はいない」(同省幹部)とされるからだ。
岡野氏や、新たに外務事務次官となった船越健裕氏も秋葉氏が実質的に育てた後輩。同省で秋葉氏に代わるような重量級は見当たらない。トランプ新政権とどう向き合うかなど、外交の難問は山積みなだけに、多くの幹部が頭を抱えている。
一層険しくなる植田日銀のカジ取り、基調は円安、「トランプ政権」出発で
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