【国土交通省】地方公共交通の維持に向け、自治体に対する補助を実施
財界オンライン / 2021年10月12日 11時30分
国土交通省は、人口減少で厳しい事業環境に置かれる地方公共交通の維持に向けて、自治体への支援策を講じている。地域における最適な交通サービスの在り方を示す「地域公共交通計画」を策定する自治体に対する補助を実施。新型コロナウイルス感染拡大への対応も後押しする。
地域公共交通計画を巡っては、昨年11月の改正地域公共交通活性化再生法で作成が努力義務化した。これまでに全国で661計画(今年7月時点)が策定されており、同省中堅は「法改正以降、着実に増えてきている」と手応えを語る。
また、同省幹部は「『計画を作るのは当たり前』という感じにまでしていきたい」と意気込む。
2022年度予算概算要求では、計画策定の支援を含め、地域交通の維持に向けた経費として256億9700万円を計上した。自治体が計画づくりに向けて行う調査などに対し、単独の市町村の場合は最大500万円、都道府県と複数の市町村が連携して作成する場合は最大1500万円を補助する。
さらに概算要求では、コロナ感染への対応策を、具体的な金額を示さない「事項要求」の形で盛り込んだ。20年度補正予算では、バスに取り付けるアクリル板の設置費など、感染防止のための設備設置を補助してきたが、「ビニールなどで簡易的に仕切っているバスがまだまだある」(同中堅)とし、同様の支援を継続したい考えだ。
地方の人口減少で交通網の維持が難しくなる中、先の幹部は「自治体の関心事の中でも、地域交通は社会保障などと並んで5本の指には入るだろう」。その上で、「以前は『交通は国がやるものだ』という風潮があったが、今は自治体が主体的に取り組む時代になってきている」と話していた。
【国土交通省】上場に向けて大きく前進 「妥協案」飲んだ東京メトロ
この記事に関連するニュース
-
ライドシェアで観光客の足確保=車両やアプリの導入費支援―国交省
時事通信 / 2024年11月23日 14時31分
-
「地域生活圏」形成を支援=モデル事例創出へ―国交省
時事通信 / 2024年11月18日 14時19分
-
「子育てしやすい」自治体ランキング2024最新版 東京圏、名古屋圏、近畿圏、の上位はどこか
東洋経済オンライン / 2024年11月9日 7時30分
-
国土交通省 「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)」における25地域参画のお知らせ~自動運転レベル4の実現と持続可能性な移動サービスに向けて~
PR TIMES / 2024年11月7日 18時15分
-
東京一極集中問題~総選挙で「消えた争点」③
Japan In-depth / 2024年10月26日 11時0分
ランキング
-
1ローソンストア100「だけ弁当」第12弾は「イシイのミートボール」とコラボした「だけ弁当(イシイのミートボール)」
食品新聞 / 2024年11月23日 20時40分
-
2副業を探す人が知らない「看板広告」意外な儲け方 病院の看板広告をやけにみかける納得の理由
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 19時0分
-
3「中間管理職を減らしたい」企業の盲点 リストラで起こる、3つのリスクに備えよ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月24日 8時0分
-
4UUUMを上場廃止させるオーナー会社の腹づもり 買収後も業績は低迷、2度目のTOBに至った深層
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 8時0分
-
5【独自】所得減税、富裕層の適用制限案 「103万円の壁」引き上げで
共同通信 / 2024年11月23日 18時57分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください