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【映画で学ぶ英語】『恋人たちの予感』の映画史に残る名言

財経新聞 / 2024年5月22日 15時53分

 1989年公開の『恋人たちの予感』は、ニューヨークで2人の男女が付かず離れずの関係をキープし続ける12年間の軌跡を描いた、ロマンティック・コメディだ。1990年代に「ロマンティック・コメディの女王」として有名になった女優メグ・ライアンの初主演作でもある。

 今回はこの映画の映画史に残る名言から、飲食店で同じものを注文するときの表現を紹介したい。

■映画『恋人たちの予感』のあらすじ

 1977年、シカゴ大学を卒業したばかりのハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)は、ニューヨークに引っ越すため、車を相乗りすることにした。

 長いドライブの間、2人は「男と女が本当の友人になれるか」ということで議論となる。結論の出ないままニューヨークに到着した2人は、もう2度と会うこともなかろうとさっぱり別れた。

 その5年後、ハリーとサリーは空港で偶然に再会する。お互いにパートナーがいることを知ったハリーは、サリーと友人になることを申し出るが、サリーは取りつくしまもない。

 さらにそれから5年後、ハリーとサリーは書店で偶然に再会する。それぞれパートナーと破局を迎えていた彼らは、友人として付き合い始めるようになるのだった。

■映画『恋人たちの予感』の名言

 ニューヨークで有名なカッツ・デリカテッセンでの食事中、自分はいつでも女性を満足させていると豪語するハリーに、女は演技すると水を差すサリー。女性の演技力を証明するべく、大勢の客の中で絶叫するサリーを見て、近くの席にいた年配の女性がサリーの方を指しながらウェーターに注文した。

 I'll have what she's having. - 「彼女と同じものを」

 ちなみにこのシーンは台本にはなく、脚本のノーラ・エフロンが監督や出演者と協議して付け加えたものだという。落ちのキメゼリフを放つ女性役をじたのは、ロブ・ライナー監督の実母で女優・歌手のエステル・ライナーだ。

 2013年9月放送のアメリカNBCの朝の情報・ニュース番組Todayでビリー・クリスタルが、このシーンが撮影されたときのことを回想している。

 ライナー監督は、メグ・ライアンに演技指導をするため、実母も含めて出演者やスタッフが見守る中、女性になりきって絶叫してみせたそうである。

■表現解説

 ”I'll have what she's having.”は、飲食店で近くの席の人が食べたり飲んだりしている物と同じ物を注文するときの決まり文句のひとつだ。丁寧にしたければ、最後に”please”と一言付け加えれば良い。

 単に「同じ物」とだけ言う場合には、”the same” を使って、”I’ll have the same.”となる。

 他の人が選んだ物に同調することを表現するには、”I’ll go with it.”や”Make mine the same.”という言い方もある。

 さらに「誰かがやったことと同じことをする」という意味のフレーズ”follow suit”を応用して、”I'll follow suit.”と言うことも可能だ。

 いずれの場合でも、他の人の提案などを「良さそうだ」と褒める言葉、”sounds good”と一緒に使うのも良いだろう。

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