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3年連続健康経営銘柄:バリューHRは、健康経営を図る企業のパートナー

財経新聞 / 2024年5月28日 8時53分

 バリューHR(東証プライム)。健保の保険事業や健康関連業務をネット代行。健保の新設・運営支援も。配当性向5割超。四季報の特色欄はそう記していた。正直、業務内容に即座にピンとはこなかった。が「配当性向5割超目指す」とする記述に惹かれ、覗いてみることにした。確かに収益動向は好調だった。

 コロナ禍に世の中が騒然とした2020年12月期も、「4.7%営業減益、16.8%最終減益」に苦しめられながらも17.5円配:配当性向45.1%。

 翌21年12月期以降も「44.8%営業増益、24.5%最終増益、7円増配24.5円配/44.3%」「18.3%営業増益、32.9%最終増益、18円配(21年12月に1:2の株式分割、実質36円配)/53.6%」。前23年12月期も「16.1%営業増益、10.1%最終増益、24円配/64.7%」。そして今期も「15.0%増収(81億6500万円)、3.6%営業増益(14億3500万円)、3.1%最終増益(10億円、最高益更新)、25円配/68.5%」計画。

 5割を超える配当性向は株主還元姿勢として、評価に値する。今期の予想ROEは16%弱。「なかなか儲け上手」と言って過言ではないが、さてどんな事業を展開しているのか。前期の決算資料に頼った。セグメントして、2つの事業が記されていた。

●バリューカフェテリア事業: 自社開発の健康管理プラットフォームシステムを活用し、中堅中小企業の健康保険の保険事業(福利厚生事業)の総合的な運営支援を行う。具体的には「全国3600以上の提携健診機関とのネットワークを活かし、健診機関に契約を依頼」「健診はシステムで365日/24時間インターネット予約」「健診の未申し込み者へメールで、受診督促を代行」「健診費用の精算代行」「健診結果の経年管理・報告書作成・結果分析」。

■HRマネジメント事業: 健康保険組合の新規設立・分割・合併支援のコンサルティング/健康保険組合の業務支援を行うなどのBPOサービス。

 一口で言うと「企業の健康経営化」を促す事業。バリューHD自体が「●」を積極的に活用し、3年連続「健康経営銘柄」に選定されておりビジネス展開にも貢献する体勢となっている。

 本稿作成中の時価は1300円台前半、予想税引き後配当利回り1.53%。昨年10月の1200円割れから12月に1800円余まで戻し、1月の1556円/3月の1272円と適当な押し目を入れながらの展開。過去9年半近くの調整済み株価パフォーマンスは8倍弱。押し目買い中長期投資銘柄と考えるが・・・

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